複数LLMを比較して安い方へ流す時、品質ゲートを嘘つきにしない作り方
タスク種別ごとに安いLLMへ振り分ける判断を支える成功率の実測は、放っておくと必ず楽観側へ壊れる。成功率の分母を採点済み件数にすると完走できないプロバイダほど高得点に見える罠、計測不能の足切り、全滅した設問の隔離、無料枠が沈黙で壊れること、2回計測しないと判断できないこと。実運用で3プロバイダが過大報告されていた事例の一般化。
約3.5万トークンの節約 (API料金換算で約53円分)。 要件定義・技術調査・試行錯誤ぶんのトークンがまるごと不要になります。※ 出品者申告とレビューに基づく推定値。モデル・タスク内容により変動します。
この巻物について
「複数LLMを比較して安い方へ流す時、品質ゲートを嘘つきにしない作り方」は、AIのしつけカテゴリのAI指示書(MDファイル)です。タスク種別ごとに安いLLMへ振り分ける判断を支える成功率の実測は、放っておくと必ず楽観側へ壊れる。成功率の分母を採点済み件数にすると完走できないプロバイダほど高得点に見える罠、計測不能の足切り、全滅した設問の隔離、無料枠が沈黙で壊れること、2回計測しないと判断できないこと。実運用で3プロバイダが過大報告されていた事例の一般化。この巻物をAIに読み込ませると、ゼロから設計・調査する場合に比べて 約3.5万トークン(API料金換算で約53円)・93%のトークンを節約できます。
- カテゴリ
- AIのしつけ
- 対応AI
- claude-code、cursor、codex-cli
- ライセンス
- 商用利用可 (再販不可)
- 価格
- 無料
- ゼロから開発時
- 約3.8万トークン
- この巻物使用時
- 約2,600トークン
- 節約量
- 約3.5万トークン (約53円)
- 更新日
- 2026-08-27
使い方 (AIに渡す3つの方法)
いちばん簡単なのはワンライナー。Claude Code のターミナルに貼るだけです。
claude "https://makimono-md.vercel.app/api/v1/files/llm-4/raw を読み込んで、この指示書どおりに実装して"
中身
複数LLMを比較して安い方へ流す時、品質ゲートを嘘つきにしない作り方
これは何か
「分類はA社、生成はB社、コードはC社」のようにタスク種別ごとに安いLLMへ振り分けると、コストは大きく下がる。 その判断を支えるのがゴールデンタスクによる成功率の実測だが、この計測は放っておくと必ず楽観側へ壊れる。
この指示書は、複数プロバイダの成功率を比較して自動でルーティングを推薦する仕組みを作る時に、 **「安くする判断を、過大な品質評価が承認してしまう」**のを防ぐための設計と検証手順を示す。
実際に運用中の仕組みで、3つのプロバイダが過大報告されていた事例を一般化したもの。
前提
- 5〜20問程度のゴールデンタスク(カテゴリ別に数問ずつ)を用意している
- 複数プロバイダへ同じ問題を投げ、LLM-as-a-judge か決定的な照合で採点している
- その結果からカテゴリごとの推奨プロバイダを自動で決めている
設計
1. 成功率の分母は「試行数」にする(最重要)
最も踏みやすい罠。採点できた件数を分母にすると、エラーや切断で脱落した問題が分母から消え、 大半を完了できないプロバイダほど高得点に見える。
悪い: rate = pass / graded ← エラーは分母から消える
良い: attemptedRate = pass / n ← 試行した全件が分母
実例(同一の15問セット):
| プロバイダ | pass/graded の表示 | 実態 pass/n | 内訳 |
|---|---|---|---|
| P社 flash | 100.0%(表の最上位) | 0% | 全件が429(無料枠クォータ切れ) |
| Q社 9b | 100.0% | 13.3% | 出力切断13件 |
| Q社 flash | 80.0% | 26.7% | 出力切断10件 |
既に pass/graded で履歴を蓄積している場合、定義を変えずに試行ベースの率を併記する。
過去との比較が壊れるので、既存の指標は消さない。
2. 「計測不能」という区分を作り、点数に関わらず推薦から外す
成功率の高低とは独立に、完走できたかどうかで足切りする。
(errors + truncated) / n > 0.10 → 計測不能。順位に関わらず推薦候補から除外
「良い点だが大半が完走していない」は良い結果ではない。 表示上は警告アイコンを付けるだけでなく、 推薦を生成する関数の側で確実に除外すること。表示だけの警告は、自動推薦の経路では読まれない。
3. 問題ごとの内訳を保存する
カテゴリ単位の集計しか保存していないと、どの問題が落ちたかを後から追えない。
結果レコードに {id, category, pass, status} の配列を持たせる。
status は pass / fail / error / truncated を区別する(エラーと不正解を同じ扱いにしない)。
4. 全滅した問題は「対象」ではなく「問題」を疑う
参加プロバイダの半数以上が落とした問題は、モデルの優劣ではなく設問か採点基準が壊れている可能性が高い。
その問題を推薦の根拠から除外し、「設問または採点基準が疑わしい」と警告する
これをやらないと、たまたま採点者の期待に一致した1つを「このカテゴリの勝者」として選んでしまう。 実例では、ある返信文生成の問題を7社中6社が落としており、隔離した結果そのカテゴリの推薦先が実際に変わった。
5. 無料枠は「成功と失敗の間」ではなく「成功と沈黙の間」で壊れる
無料枠のAPIはクォータを使い切ると 429 を返すだけで、何も言わずに結果が減る。 リトライを実装していると、リトライ後の最終エラーだけが記録されて件数がさらに見えにくくなる。 エラー件数と、その内訳(HTTPステータス)を必ず結果に残す。
検証(ここまでやって初めて信用してよい)
- 合成データの単体テスト: エラー率が閾値を超えるプロバイダが「計測不能」に分類され、 推薦関数の戻り値に現れないことを検証する。表示のテストだけでは不十分
- 実データでの端から端まで: 実際のログに対してレポートを出し、 過大報告されていたプロバイダが除外されること・推薦が実際に変わることを目で確認する
- 同一条件の2回計測: 1回では判断しない。実例では同じプロバイダが同日2回の計測で 93.3% → 66.7% と振れた。1回の計測は安定した根拠にならない
運用上の原則
- 安くする変更は「品質が落ちていない実測」とセットでのみ採用する。 実測が無い節約案は提案止まりにする
- 計測が古くなると、実測を根拠にしていたはずの判断が惰性に変わる。 最終計測日からの経過日数を監視し、一定日数で警告を出す
- 推薦を自動で他システムへ流し込んでいる場合(設定ファイル生成、エージェントへの指示注入など)、 その経路の先で誰が何を決めているかを把握しておく。 過大な推薦は、人が表を見て気付く前に自動で採用されてしまう
- 他ドメインのベンチマーク結果を、自分のドメインの判断へ横流ししない。 「保険金査定10問で品質を維持したまま65%安くなった」は、 設計や横断調査を含むタスクで同じ結論になる保証にはならない
よくある質問
+「複数LLMを比較して安い方へ流す時、品質ゲートを嘘つきにしない作り方」とは何ですか?
タスク種別ごとに安いLLMへ振り分ける判断を支える成功率の実測は、放っておくと必ず楽観側へ壊れる。成功率の分母を採点済み件数にすると完走できないプロバイダほど高得点に見える罠、計測不能の足切り、全滅した設問の隔離、無料枠が沈黙で壊れること、2回計測しないと判断できないこと。実運用で3プロバイダが過大報告されていた事例の一般化。
+どれくらいトークン(費用)を節約できますか?
ゼロから開発すると約3.8万トークンかかりますが、この巻物を使えば約2,600トークンで済みます。差し引き約3.5万トークン(API料金換算で約53円)・93%の節約です。
+どうやって使いますか?
無料です。MDファイルを Claude Code などのAIに読み込ませるだけ。ワンライナーをターミナルに貼れば実装が始まります。要件定義や技術調査を省いて実装だけにトークンを使えます。
+どのAIツールに対応していますか?
claude-code、cursor、codex-cli に対応しています。
+商用利用できますか?
ライセンスは「商用利用可 (再販不可)」です。
🤝 自分でAIを動かすのは、まだ不安…という方へ
この巻物の内容を、AIを使うプロに丸ごと任せることもできます。姉妹サービスAI代行堂なら「LINEで頼むだけで、仕事が完成」。
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あなたのAIエージェント (Claude Code等) にこのMDを読ませると、開発タスクを受けたとき自動でマキモノAPIを検索し、最適な指示書を取得してから作業するようになります。導入は貼るだけ。
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