Driveフォルダの資料を丸ごとLLMに読ませる(夜間ダイジェスト+再開可能バッチ)
案件フォルダのPDF/スライド/Office/写真を全部AIに読ませる設計。Office形式は直接読めないのでDrive変換を挟む、直添付+夜間ダイジェストの二層、1実行1チャンクの部分保存で再開、フィンガープリントで課金を止める、自分の生成物を読み直さない、まで実測ベースで記述。
約15.5万トークンの節約 (API料金換算で約230円分)。 要件定義・技術調査・試行錯誤ぶんのトークンがまるごと不要になります。※ 出品者申告とレビューに基づく推定値。モデル・タスク内容により変動します。
この巻物について
「Driveフォルダの資料を丸ごとLLMに読ませる(夜間ダイジェスト+再開可能バッチ)」は、業務自動化カテゴリのAI指示書(MDファイル)です。案件フォルダのPDF/スライド/Office/写真を全部AIに読ませる設計。Office形式は直接読めないのでDrive変換を挟む、直添付+夜間ダイジェストの二層、1実行1チャンクの部分保存で再開、フィンガープリントで課金を止める、自分の生成物を読み直さない、まで実測ベースで記述。この巻物をAIに読み込ませると、ゼロから設計・調査する場合に比べて 約15.5万トークン(API料金換算で約230円)・86%のトークンを節約できます。
- カテゴリ
- 業務自動化
- 対応AI
- claude-code、cursor、codex-cli
- ライセンス
- 商用利用可 (再販不可)
- 価格
- 無料
- ゼロから開発時
- 約18万トークン
- この巻物使用時
- 約2.5万トークン
- 節約量
- 約15.5万トークン (約230円)
- 更新日
- 2026-08-26
使い方 (AIに渡す3つの方法)
いちばん簡単なのはワンライナー。Claude Code のターミナルに貼るだけです。
claude "https://makimono-md.vercel.app/api/v1/files/drive-llm/raw を読み込んで、この指示書どおりに実装して"
中身
Driveフォルダの資料を丸ごとLLMに読ませる(夜間ダイジェスト + 再開可能バッチ)
案件フォルダ・プロジェクトフォルダに散らばった PDF / スライド / Office / 写真 を、 AIが「毎回ぜんぶ読んでいる」状態にするための設計。サーバーレス実行基盤(Apps Script 等、 実行時間や送信サイズに上限がある環境)で動かす前提で書く。
1. 最初に潰すべき誤解: Office形式は直接読めない
pptx / docx / xlsx をそのまま受け付ける主要LLM APIは存在しない。 ドキュメント理解は実質 PDF(+画像)だけ。「あのモデルなら PPT を読める」は誤解で、 チャットUIで読めているのは提供側が裏で変換しているから。
→ 変換工程を設計に必ず含める。逆に変換さえ挟めばどのモデルでも読める。
# Drive REST v3: pptx をプレゼン形式へ変換コピー → PDF 化
POST https://www.googleapis.com/drive/v3/files/{fileId}/copy?supportsAllDrives=true
{ "name": "conv_{fileId}_{lastUpdatedMs}",
"mimeType": "application/vnd.google-apps.presentation",
"parents": ["<変換キャッシュフォルダID>"] }
→ 返った id を PDF としてエクスポート
- ネイティブのスライド/ドキュメントは、多くのSDKで 取得した時点で既にPDF になる(変換コード不要)。 実装前に「変換が要るのか」を1回だけ実測して確かめる。
- 変換物は元フォルダに置かない。次回のスキャンで自分の生成物を拾う汚染が起きる。
専用キャッシュフォルダに
conv_<元fileId>_<元更新時刻>名で置き、同名があれば再利用(再変換しない)。 - 表計算は PDF 化しても表が崩れやすい。値をテキストとして読んで渡すほうが確実。
2. 二層構成にする(片方だけでは成立しない)
| 層 | 実行タイミング | 対象 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 直添付 | ユーザーが生成を実行した時 | 予算内の上位数件(原本) | 精度。原本を直接見せる |
| ダイジェスト | 夜間バッチ | フォルダ全部 | 網羅。要約テキストを作り置き |
生成時は「原本 数件 + ダイジェスト全文」を渡す。 リクエストサイズ上限(数十MB)と実行時間上限がある以上、 全ファイルを毎回そのまま添付するのは物理的に不可能。ここを正直に設計する。
ダイジェストには安価で長文脈のモデルを使う(100万トークン級・入力が桁違いに安いモデル)。 高価なモデルは「要約を読んで判断する」側に回す。結果的に総コストは下がる。
3. 選別ロジック(直添付レイヤー)
やってはいけない: ファイル名キーワードの allowlist
「名前に "図面|パース|デザイン" を含むものだけ拾う」は一見安全だが、
現場写真が全部落ちる。カメラやダウンロード由来のファイル名(IMG_1234.jpg 等)は
意味を持たないので、キーワード方式では永久に拾われない。
推奨: 除外リスト + 予算 + 枠予約
候補 = フォルダ配下(深さ4〜5)の PDF/スライド/文書/Office/画像
除外 = ファイル名 … 見積|請求|申込|申請|スクリーンショット 等
+ フォルダ名 … 金額系フォルダ(見積|請求|支払|入金|発注|契約)
順位 = ①関連キーワード一致 → ②その他、各群の中で更新日時の新しい順
予算 = 最大件数 / 合計バイト / 1ファイル上限 / 画像枚数
予約 = 画像に最低1枠(名前に意味が無いので予約しないと永久に入らない)
フォルダ名でも除外するのが重要。実測で
見積り(社外見積もり)/施工会社/<会社名>.pdf という、
ファイル名に「見積」を含まない見積書が混入した。金額情報が生成プロンプトに入る事故になる。
実体のないリンクだけのファイル(数KB未満のネイティブ文書)は枠を食うだけなので落とす。
落としたファイルは理由付きで記録する(over_max_files unsupported_mimeType
excluded_folder 等)。無音の切り捨ては「全部読んでいる」という誤解を生む。
4. 夜間ダイジェストを「落ちても損しない」形にする
サーバーレス実行には数分の上限がある。素直に全チャンクを1回で処理すると、 支払ったAPI料金ごと落ちる。次の4点で守る。
- チャンク分割は元サイズで行い、変換とbase64化は送信直前にそのチャンクだけ (先に全件エンコードすると数十MBがメモリに乗って落ちる)
- 1実行=1チャンク。処理したら即座に部分結果を保存する
- 状態を保存先に持たせる:
フィンガープリント / 状態(部分|完了) / 進捗(2/5)+ チャンクごとの中間要約 - 次回起動時、フィンガープリントが一致し状態が「部分」なら保存済みを再利用して続きから。 一致しなければ資料が変わったので最初からやり直す
夜間スケジュールは1本ではなく 30分刻みで数本 用意する(1回で数件しか進まないため)。
時間ガードは2種類に分ける(ここを1本にすると死ぬ)
- 項目内の予算(次のチャンクを始めてよいか)
- 新規項目の着手締切(新しい案件に着手してよいか)
同じ値を使うと「締切ぎりぎりで新規着手 → 上限超過で強制終了」が起きる。 着手締切は「1項目の最大所要時間」を引いた値にする。
5. コスト制御: フィンガープリントで呼ばない
対象ファイルの fileId:lastUpdated を連結してハッシュ化し、保存先に持たせる。
次回、値が同じならAPIを呼ばない。これが無いと毎晩フォルダ全部を読み直して課金が積み上がる。
実測(安価な長文脈モデル):
- 10ファイル / 4チャンク → 1件あたり約 $0.03
- 46ファイル / 5チャンク → 1件あたり約 $0.10
- 以降、資料を触った項目だけ再生成 → 定常状態はほぼゼロ
6. 保存先の上限を踏む前に割る
表計算に本文を書き出すなら、1セルの文字数上限(数万文字)がある。 超えると落ちるか黙って切られる。改行境界で分割して複数行に書く。 1行が上限を超える場合は強制的に切る。読み出し側は行を結合する。
7. 要約プロンプトの必須要件
- 出力は見出し付きプレーンテキスト
- 資料に無い情報は書かない。不明は「資料に記載なし」と明記(捏造の自己増殖を止める)
- 各項目に出典ファイル名を付ける(後から一次資料へ辿れる)
- 抽出させる項目を業務語で列挙する(仕様/寸法/数量/色・現況条件・確定事項・未確定事項)
8. 自分の生成物を読み直さない(重要な落とし穴)
同じフォルダに AIが過去に生成した成果物 が保存されていると、それを「資料」として読み直す。
- 過去の生成物の誤りが「資料に書かれた事実」として次回に固定される(ハルシネーションの自己強化)
- 一次資料(規定・図面)と二次生成物が同じ重みで混ざる
→ 生成物には識別できる命名規則(接頭辞など)を与え、収集時に除外する。 議事録や打合せメモは一次情報なので残す。
9. 検証導線を最初から作る
読み取り専用の点検コマンドを3本用意しておくと、実機の挙動が一撃で分かる。
debugMaterials(項目ID)… 選ばれた資料 + 除外されたものと理由debugAttachProbe(ファイルID)… 変換後のMIMEタイプ・バイト数・添付可否debugDigest(項目ID)… 対象一覧・フィンガープリント・本文の先頭
「実装した」ではなく「実機で何が選ばれ何が落ちたか」を見るまで完了と言わない。 実測して初めて分かったこと(見積フォルダの混入・自己生成物の再取り込み・案件による4倍の規模差)が 設計を決めた。
よくある質問
+「Driveフォルダの資料を丸ごとLLMに読ませる(夜間ダイジェスト+再開可能バッチ)」とは何ですか?
案件フォルダのPDF/スライド/Office/写真を全部AIに読ませる設計。Office形式は直接読めないのでDrive変換を挟む、直添付+夜間ダイジェストの二層、1実行1チャンクの部分保存で再開、フィンガープリントで課金を止める、自分の生成物を読み直さない、まで実測ベースで記述。
+どれくらいトークン(費用)を節約できますか?
ゼロから開発すると約18万トークンかかりますが、この巻物を使えば約2.5万トークンで済みます。差し引き約15.5万トークン(API料金換算で約230円)・86%の節約です。
+どうやって使いますか?
無料です。MDファイルを Claude Code などのAIに読み込ませるだけ。ワンライナーをターミナルに貼れば実装が始まります。要件定義や技術調査を省いて実装だけにトークンを使えます。
+どのAIツールに対応していますか?
claude-code、cursor、codex-cli に対応しています。
+商用利用できますか?
ライセンスは「商用利用可 (再販不可)」です。
🤝 自分でAIを動かすのは、まだ不安…という方へ
この巻物の内容を、AIを使うプロに丸ごと任せることもできます。姉妹サービスAI代行堂なら「LINEで頼むだけで、仕事が完成」。
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