# ログイン必須の社内Web発注システムを CLI 化して「一言で発注」にする（確定ゲート付き）

社内の備品・名刺・印刷物などを、担当者がブラウザで何画面もクリックして発注している業務を、
AI エージェント（Claude Code 等）から `/order <名前>` の一言で回せる CLI に置き換える手順。
対象は API の無い、ログイン必須のサーバーレンダリング型 Web システム（Laravel / Rails / Django 等）。

## 前提

- 発注サイトのログイン ID / パスワード（社内のログイン情報台帳から取る。**ID がメールアドレスか社員IDかを実際にログインして確かめる**。台帳の備考欄に本当の ID が書かれていることがある）
- Node.js 18+（組み込み `fetch`）、ブラウザ操作が要る画面のために `playwright-core`
- 業務マニュアル（画面の順番・既定値: 用紙、梱包、配送方法、枚数など）

## 手順

### 1. 画面構造を副作用ゼロで実測する（curl だけ）

1. ログインページを GET し、フォームの `action` / hidden の CSRF トークン名（`_token` 等）/ 入力 name を控える。
2. POST でログインし、成功時のリダイレクト先 title と、失敗時のエラー文言（例「IDもしくはパスワードが間違っています」）を控える。失敗文言を知っておくと CLI のエラー判定が確定的になる。
3. ログイン後のサイドメニューの `href` を全部列挙し、一覧画面・詳細/編集画面・申請・注文・履歴の URL を確定する。
4. 一覧は「表示件数 最大」のクエリで 1 ページに収め、行の `data-*` 属性とセルの並びを控える。
5. 詳細/編集画面は JS レンダリングのことが多いが、`<script>` 内に `const xxx = {...JSON...}` として初期値が埋まっている。行頭 `const|let|var 名 = JSON;` を正規表現で拾い `JSON.parse` すれば、役職・住所などの登録値が API 無しで取れる。
6. 「申請」など AJAX ボタンは、ページ内 JS の `$.ajax({url, headers:{'X-CSRF-TOKEN': ...}, data})` を読んでエンドポイント・ヘッダ・ボディ形式（配列は `key[]`）と成功判定（`{"status":0}` 等）を控える。
7. **多段ウィザード（配送先→用紙→出荷→確認→確定）は curl では入れない**。ページ内に操作チュートリアルの JSON（例 `tut_list`）が埋まっていれば、そこから各ステップの URL・ボタン ID・「実際に注文が行われます」のステップ番号が副作用ゼロで分かる。

### 2. CLI を 4 コマンドに分ける（確定は必ず別フラグ）

```
order-cli check   <名前|社員ID|ID>          # 読み取りのみ。登録値・申請状況・履歴
order-cli apply   <名前> [--qty 100]        # 申請（AJAX）。既に申請中なら何もしない
order-cli order   <名前> [--yes] [--to ..]  # ウィザードを確認画面まで進める。--yes 無しは DRY RUN
order-cli history [<名前>]
```

- `check` / `apply` / `history` は HTTP + 自前 cookie jar（`set-cookie` を name=value で蓄積、`redirect:"manual"` で自分で追う）。ブラウザ不要で速い。
- `order` だけ Playwright。確認画面で内容とスクリーンショットを出して止め、**`--yes` があるときだけ確定ボタンを押す**。AI 側の手順書にも「人の OK を得る前に `--yes` を付けない」と明記する。
- 対象の特定は「名前（空白除去）/ 社員ID / ID の部分一致」。複数一致は候補を出して exit 1（勝手に選ばない）。
- 認証情報は `~/.config/<tool>.env` のようなファイルからだけ読む。argv・ログ・スクショのファイル名に載せない。

### 3. 未確認画面は「初回実行で学ぶ」設計にする

ウィザード内側の画面はフォームの name が事前に取れない。決め打ちで落ちる実装にせず:

- 選択は `chooseByText(page, scope, "マットポスト紙 180kg")` のように**表示テキストの部分一致**で行う（select の option → radio/checkbox のラベル → クリック可能要素の順に探す）。
- 想定要素が無い / URL が想定と違う / エラー表示が出た → **そのページの全フォーム要素（tag/name/id/type/options/ラベル）を stderr にダンプし、スクショを保存して exit 2**。
- AI 側の手順書に「exit 2 が出たらダンプを読んでセレクタを直し再実行。人に画面操作を頼まない」と書く。

### 4. テストと検証

- HTML 行パース・JSON 抽出・値マッピング・対象マッチ・フォーム直列化・配送方法の自動切替（例: 500 枚以上は宅急便）を純関数で export し、`node --test` でフィクスチャテストにする。
- `check` と `history` は本番に対して実行して確認（読み取りのみ）。`apply` と `order --yes` はテストで叩かない。

## 実測で踏んだ罠

- **日付の区切りが画面ごとに違う**（一覧は `2026-08-25 21:42`、注文画面は `2026/09/09 15:39`）。片方の正規表現だと日時が無言で空になる。`\d{4}[-/]\d{2}[-/]\d{2}` で両対応。
- **行の `data-group_id` は申請 ID ではない**。申請 ID はチェックボックス `input[name="ids[]"]` の value。ID セルが数字なので「最初の数字セル＝枚数」とすると取り違える。
- 一覧の名前検索クエリは部分一致が効かないことがある。全件取得して自前でマッチする方が確実。
- AI エージェントの自動許可モードでは「外部発注システムをブラウザ操作する」実行が安全判定で止まることがある。**迂回せず**、dry run は人が対話セッションで承認して走らせる。CLI 側の `--yes` ゲートがあるので、承認しても勝手に確定はしない。

## 実装を安いモデルに委譲するときのコツ

仕様書の冒頭に「あなたは実装者本人。再委譲禁止。既存ファイル不変。指定 3 ファイルだけ書く」と書く。
監督用のメモリ（委譲ルール）が前置きに混ざると、実装者が「自分も監督」のつもりで別ツールを直し始める。

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<!-- 出典: マキモノ (ログイン必須の社内Web発注システムをCLI化して一言で発注する（確定ゲート付き） v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/web-cli -->
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