# 自社の沿革を「登記簿＋公式リリース＋Web」から総合して年表スプレッドシートにする

会社案内・採用資料・周年企画で「沿革を作って」と言われたときの手順。**Webの記事だけで作ると必ず間違える**（後述の実例）。一次資料を先に当てて確度列を持たせるのが要点。

## 前提

- 社内ストレージ（Google Drive 等）に登記簿（履歴事項全部証明書）・定款が置いてあること
- 自社サイトにニュースリリース一覧があること

## 手順

### 1. 一次資料（登記簿）を最優先で当てる — ここだけは並行で投げる

社内ストレージを次のキーワードで横断検索し、見つけた PDF を読む。**読み取り専用のサブエージェントに投げて「年月＋出来事＋出典ファイルIDの行だけ返せ、本文は貼るな」と指定する**（親のコンテキストを守る）。

```
会社概要 / 沿革 / 会社案内 / 登記 / 定款 / 履歴事項全部証明 / 設立 / 創業
<自社名> / <英語表記>
決算 / 売上推移 / 年商 / 中期計画
<グループ会社名> / M&A / 子会社
```

登記簿から確定できるのは次で、**これが年表の骨格になる**:

- 会社成立の年月日（＝法的な設立日）
- 本店移転（移転日・登記日・旧新住所）
- 資本金の変更
- 役員の就任・重任・辞任
- 商号変更・目的（事業内容）の変更

グループ会社がある場合は**各社の登記簿を全部当てる**。設立年が一番古い会社が沿革の起点になることがある。

### 2. 画像の登記簿は OCR の前に「新しい版」を探す

古い登記簿が tif/jpg でしか無くても、いきなり OCR に回さない。**同じフォルダに後年発行の PDF 版があることが多く、PDF ならテキストがそのまま取れる**。実例では2013年・2017年の tif しか無いと判断しかけたが、2024年発行の PDF が同フォルダにあり OCR が丸ごと不要になった。

どうしても画像しか無い場合は、ストレージ側の OCR（画像をアップロードしてドキュメント形式へ変換させると OCR が走る）を使い、**変換用の一時ファイルは読み終えたら削除する。元ファイルは絶対に消さない**。

### 3. 公式ニュースリリース一覧を「日付つきで全件」取る

自社サイトの `/news` `/newsrelease` `/topics` 相当の一覧ページを取得し、**日付とタイトルのペアを全件**抜く。ここが年表の肉になる（新サービス開始・受賞・出展・メディア掲載・制度導入）。個別記事は、開始時期が一覧から読めないものだけ開く。

プレスリリース配信サービス（PR TIMES 等）の自社ページも当たる。一覧ページが JavaScript 描画で取れないことがあるので、その場合は検索経由で個別リリースに入る。

### 4. Web検索は「裏取り」にだけ使う — そのまま書かない

LLM の Web 検索は**もっともらしい年号を作る**。実例で起きたこと:

- 「2006年に大阪で創業」→ **登記上の設立時本店は別の県**。大阪移転は4年後だった
- 「2013年パートナー連携拡大」「2015年◯◯名規模の案件」→ **出典をたどれず、本表から除外**
- 「◯年◯月に新サービス正式リリース」→ 公式リリースに該当なし

ルール: **Web由来の記述は、公式サイト・プレスリリース・登記のいずれかで日付が確認できたものだけ本表に入れる**。残りは「要確認」ブロックへ落とし、消さずに残す。

### 5. 表の設計 — 確度列を必ず持たせる

```
年月日 | 区分 | 出来事 | 詳細 | 確度 | 出典
```

- **確度**: `確定（登記）` / `確定（公式発表）` / `確定（社内資料）` / `要確認`
- **出典**: 登記簿のファイル名、リリースの URL。後で誰かが検証できる形にする
- **区分**: 設立 / 本店移転 / 資本 / 役員 / 新規事業 / 受賞 / 認定 / 出展 / 広報 / グループ / 知的財産

同じシートの下部に空行を挟んで2ブロック足す:

- **会社基本情報**（社名・英文表記・設立・資本金・代表者・拠点・事業内容・主要取引先・加盟団体・顧問・グループ会社）
- **要確認事項**（項目・内容・対応方針）。従業員数や売上推移など一次情報が無いものはここに置き、「誰に何を聞けば埋まるか」まで書く

### 6. CSV からスプレッドシートを作る

CSV を書いてストレージにアップロードし、スプレッドシート形式へ変換させる。

- **CSV のカラム崩れを先に検査する**: `awk -F',' 'NF>6{print NR": "NF}' file.csv` で列数超過の行を洗う。`Co., Ltd.` `2,000万円` のようにフィールド内のカンマで必ず壊れる
- 作成後に**読み返して行数・先頭行・特徴的な行の存在・文字化けを確認**してから「完成」と言う

### 7. 更新は URL が変わることを前提にする

多くのストレージ API は**メタデータ（タイトル・置き場所）しか更新できず、本文の差し替えができない**。更新は「新規作成 → 読み返し検証 → 旧版を削除」の順になり、**URL が変わる**。

- 検証が通ってから旧版を消す。検証 NG なら旧版を残す
- 既に誰かに配った URL がある場合は、この経路を使わず表計算 API やスクリプト経由で同じファイルに書き込む
- 配布前に更新を済ませる

## 完了条件

- 年表の各行に出典がある
- 登記と Web が矛盾する箇所について、どちらを採ったか表または報告に書いてある
- 未取得の項目が「要確認」ブロックに残り、埋め方が書いてある

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<!-- 出典: マキモノ (自社の沿革を登記簿＋公式リリース＋Webから総合して年表スプレッドシートにする v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/web-2 -->
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