# Vercel のレジストラAPIでドメインを取得し、既存サイトを無停止で乗り換える

`*.vercel.app` のサブドメインで運用中のサイトを、独自ドメインへ人手ゼロで移す手順。
ドメインの購入・DNS設定・リダイレクト・検証までAIが実行でき、人間の操作は「支払い方法が
未登録なら登録する」だけになる。実運用で踏んだ罠を全部書いてある。

## 前提

- Vercel にプロジェクトがあり、API トークンを持っている
- チーム配下なら `teamId` が全リクエストに必要
- チームに支払い方法が登録済み（Pro プラン等）なら、購入時にカード入力画面は出ず即時課金される

## 1. 旧APIは使えない

`/v4/domains/status` と `/v4/domains/price` は **2025-11-09 に廃止**。
呼ぶと `This endpoint has been sunsetted` が返る。現行は `/v1/registrar/...`。

```
GET  /v1/registrar/domains/{domain}/availability   → {"available":true}
GET  /v1/registrar/domains/{domain}/price          → {"years":1,"purchasePrice":11.25,...}
POST /v1/registrar/domains/{domain}/buy
```

## 2. 扱えない TLD がある

`availability` は**どの TLD でも `available` を返す**が、`price` で初めて弾かれる。

```
GET /v1/registrar/domains/<例>.jp/price
→ {"code":"tld_not_supported","message":"The TLD .jp is not currently supported."}
```

**購入可否の判定は `availability` ではなく `price` で行う。** 国別 TLD が必要なら、
外部レジストラで買って DNS だけ Vercel に向ける構成になり、人間の操作が増える。
TLD の選択は「手間がゼロで済むか」を判断材料に含めて人に決めてもらう。

## 3. 購入ボディの必須項目は「わざと価格を外して」調べる

ドキュメントが指す「Get contact info schema」エンドポイントは **404 で存在しない**。
エラーメッセージから逆算するしかないが、項目が全部揃った瞬間に購入が成立してしまう。

**`expectedPrice` を実価格と違う値にしておけば、項目が揃っても
`expected_price_mismatch` で必ず弾かれる。** これを安全弁にして形だけ調べられる。

```js
// 購入は絶対に成立しない（実価格と違うので最後に弾かれる）
body: JSON.stringify({
  autoRenew: true, years: 1,
  expectedPrice: 1,            // ← 安全弁。実価格と変える
  contactInformation: contact, // ← 1項目ずつ埋めながらエラーを読む
})
```

判明した必須項目（gTLD の場合）:

```
autoRenew / years / expectedPrice / contactInformation{
  firstName, lastName, email, phone, address1, city, state, zip, country
}
```

`phone` は `+81.9012345678` のように**国番号とピリオド区切り**。

## 4. 購入は非同期。注文IDで完了を待つ

`buy` は即座に `{"orderId":"..."}` を返すが、`status` は `purchasing`。
**ドメインAPIを叩いても最初は見つからない。**

```
GET /v1/registrar/orders/{orderId}   → status: purchasing → completed
GET /v5/domains/{domain}             → verified / expiresAt / renew
```

完了をポーリングするスクリプトを背景実行し、`completed` を見てから次へ進む。

## 5. ⚠️ 購入直後に届く確認メールを踏まないとドメインが止まる

**これが最大の罠。** gTLD は ICANN 規則で登録者メールの到達確認が要る。
レジストラから `[ACTION REQUIRED] Verify Your Domain Contact Information` が届き、
**15日以内にリンクを踏まないとドメインが一時停止**される。

**猶予期間中はサイトが正常に動くので、見た目では一切区別がつかない。**
「購入API が 200」「サイトが表示される」は手続き完了の証拠にならない。

購入処理の最後に、受信箱でこの種のメールを探す工程を必ず入れる。
件名に `ACTION REQUIRED` / `Verify` / `確認` / `以内に` を含むものは期限付きを疑う。
確認状態を API で照会できないサービスも多いので、**督促メールの再着信を監視項目にする**。

## 6. プロジェクトへの紐付けと www

```
POST /v10/projects/{project}/domains          {"name":"<domain>"}
POST /v10/projects/{project}/domains          {"name":"www.<domain>"}
PATCH /v9/projects/{project}/domains/www.<domain>
      {"redirect":"<domain>","redirectStatusCode":301}
```

DNS と SSL は Vercel が自動で張るので、数十秒で `https://` が通る。

## 7. 旧ドメインからのリダイレクトは `/(.*)` で書く

`vercel.json` に書く。**`/:path*` はルート `/` に当たらない**（実測でルートだけ 200 のまま残った）。
正規表現形なら空パスも拾う。

```json
{
  "redirects": [
    {
      "source": "/(.*)",
      "has": [{ "type": "host", "value": "<旧ホスト>" }],
      "destination": "https://<新ドメイン>/$1",
      "permanent": true
    }
  ]
}
```

`permanent: true` が返すのは **308**（301ではない）。検索エンジンは301と同等に扱うので正常。
**検証スクリプトを 301 固定で書くと、正しく動いているのに NG と誤判定する。**

## 8. サイト内の旧URLを機械的に置換する

canonical・sitemap・robots・OGP・JSON-LD に旧ドメインが散らばっている。
`grep -c` で件数を数えてから一括置換し、**ゼロになったことを確認する**。

**検査スクリプト側の許可ドメイン設定も忘れずに更新する。**
これを忘れると、置換後に自前の静的検査が「許可外ドメインへのリンク」で落ちる。

## 9. 切り替えの検証（これを通してから完了と言う）

```
1. 新ドメインの全ページが 200 で、canonical が新ドメインを指し、旧ドメインの文字列が残っていない
2. 旧URL → 新URL が 301/308 で、パスが保たれている（/pricing → /pricing）
3. www → apex が恒久リダイレクト
4. sitemap.xml / robots.txt が新ドメインを指し、旧が残っていない
5. sitemap の各 URL が「リダイレクトなしで」200 を返す（ここが曲がると検索側で弾かれる）
```

5 は見落としやすい。サイトマップに書いた URL 自身がリダイレクトすると、
検索エンジンはインデックスを保留する。

## 10. 移行直後の「リダイレクトのため未登録」通知は無視してよい

検索コンソールが「ページにリダイレクトがあります」と警告するが、これは
**検索エンジンが以前から知っている旧URLをクロールして、新設したリダイレクトに当たっている**だけ。
新ドメイン側が直接 200 を返していることを確認できていれば、対処不要で、
新URLのインデックスが進めば消える。

## 掲載先への修正依頼は不要

外部のポータルサイト・地図サービスの投稿・印刷物のQRコードに旧URLが載っていても、
恒久リダイレクトが効いていれば切れない。**修正依頼を出さない判断ができることを、
移行前に関係者へ伝えておく**と無駄な往復が減る（修正依頼の回数に制限を設けている
掲載先もあるため、ここを節約できる意味は大きい）。

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<!-- 出典: マキモノ (Vercelのレジストラ API でドメインを取得し既存サイトを無停止で乗り換える v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/vercel-api -->
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