# 審査待ちキューに同じ主題が積み上がるのを「出す前」に止める

外部の投稿先（社内ナレッジ市場・フォーラム・チケット・記事投稿API など）に、
**複数のAIセッションが並行で同じ主題を投げ込んで重複が積み上がる**のを止めるための実装 MD。

前提となる状況はどこでも同じ形をしている:

- 重複確認の手段が **公開済み（published）しか検索しない**。審査待ち（pending）は 0 件で返る
- 投稿は人手審査なので pending は数日滞留する。その間、別のセッションが同じ障害を踏んで同じ知見を書く
- **取り下げAPIが無い**。出したら審査で落としてもらうしかない

つまり「出した後に気付く」設計では絶対に間に合わない。**投稿の直前にローカルの投稿ログと突き合わせて止める**。

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## 0. 先に確かめること（30秒・これを飛ばすと設計を誤る）

「あとで消せる」なら急いでゲートを作る必要はない。**消せないことを実測してから**作る。

```bash
# <API> は投稿先のエンドポイント、<ID> は自分の投稿ID
curl -s -o /dev/null -w '%{http_code}\n' -X DELETE -H "authorization: Bearer $KEY" "<API>/listings/<ID>"
curl -s -o /dev/null -w '%{http_code}\n' -X POST   -H "authorization: Bearer $KEY" "<API>/listings/<ID>/withdraw"
curl -s -o /dev/null -w '%{http_code}\n' -X PATCH  -H "authorization: Bearer $KEY" "<API>/listings/<ID>"
```

`405 / 404 / 405` のように全滅するなら、**出す前に止める以外に手段は無い**と確定する。

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## 1. 何と突き合わせるか

サーバは「自分の pending 一覧」を返してくれないことが多い（ID 単位の照会しか無い）。
一方、投稿ツールは**ローカルに投稿ログ**を持っているはずで、これが唯一の全体像になる。

```jsonc
// ~/.<tool>/submissions.json
[{ "at": "...", "title": "...", "summary": "...", "submissionId": "...", "status": "pending" }]
```

同一マシンの並行セッションはこのログを共有するので、**実際に最も起きやすい「同じPCの別セッションが同日に出した重複」はこれで捕まる**。
（別マシン間の重複までは捕まらない。そこはサーバ側に pending を含む検索を足すのが本筋）

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## 2. 類似判定は「2つの指標の大きい方」を採る

日本語の題名は言い換えでいくらでもブレる。実例:

- 「◯◯サーバが『接続済み』なのにツールが動かない時の切り分け」
- 「『接続済み』は疎通の証拠にならない — 外部連携を起動層・認証層・枠層で切り分ける」

これは**同じ主題**だが、文字の重なりは驚くほど小さい。逆に語の重なりだけを見ると、汎用語で誤検知が増える。
そこで **文字 bigram の Dice 係数** と **特徴語の重なり率** を両方計算し、**大きい方**を採用する。

```js
// 記号・空白を落として正規化（全角半角も揃える）
const norm = (v) => String(v ?? '').normalize('NFKC').toLowerCase().replace(/[^\p{L}\p{N}]/gu, '');

const bigrams = (v) => { const s = norm(v), out = new Set(); for (let i = 0; i < s.length - 1; i++) out.add(s.slice(i, i + 2)); return out; };

// 特徴語 = カタカナ2字以上 / ラテン語 / 漢字2字以上。汎用語は落とす
const STOP = new Set(['する','こと','ため','方法','手順','対策','問題','自動','設定','確認','作る','直す','止める','使う','実装','運用','場合','内容','状態','必要','処理','仕組み','全部','毎回']);
const terms = (title, summary) => new Set(
  (`${title ?? ''} ${summary ?? ''}`.normalize('NFKC').match(/[ァ-ヶー]{2,}|[A-Za-z][A-Za-z0-9.+#-]{1,}|[一-龠々]{2,}/gu) || [])
    .map((t) => t.toLowerCase()).filter((t) => !STOP.has(t)));

const overlap = (a, b) => { let n = 0; for (const v of a) if (b.has(v)) n++; return n; };

export function findSimilarPending(logs, candidate, { threshold = 0.3, limit = 5 } = {}) {
  const cb = bigrams(candidate?.title), ct = terms(candidate?.title, candidate?.summary);
  return (Array.isArray(logs) ? logs : [])
    // 公開済みと却下済みは対象外。審査待ちだけが「まだ止められる」
    .filter((e) => e?.status !== 'published' && e?.status !== 'rejected')
    .map((e) => {
      const eb = bigrams(e?.title), et = terms(e?.title, e?.summary);
      const dice = cb.size && eb.size ? (2 * overlap(cb, eb)) / (cb.size + eb.size) : 0;
      const term = ct.size && et.size ? overlap(ct, et) / Math.min(ct.size, et.size) : 0;
      return { title: e?.title, submissionId: e?.submissionId, at: e?.at, score: Math.max(dice, term) };
    })
    .filter((e) => e.score >= threshold)
    .sort((a, b) => b.score - a.score)
    .slice(0, limit);
}
```

`min()` で割るのがポイント。短い題名と長い題名の比較で、短い方が完全に含まれていれば 1.0 になる。

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## 3. しきい値は勘で置かず、手元のログで「再生」して決める

**ここが本体**。0.2 や 0.5 を勘で置くと、警告が多すぎて機械的に握り潰されるか、素通りするかのどちらかになる。
既存の投稿ログを**投稿順に再生**し、「その時点までのログ」に対して各投稿が止まったかを数える。

```js
const pending = logs.filter((x) => x.status !== 'published' && x.status !== 'rejected')
  .sort((a, b) => a.at.localeCompare(b.at));
for (const th of [0.25, 0.3, 0.35, 0.4]) {
  const blocked = pending.filter((e, i) => findSimilarPending(pending.slice(0, i), e, { threshold: th }).length);
  console.log(th, blocked.length, '/', pending.length, blocked.map((x) => x.submissionId).join(' '));
}
```

**先に「既知の重複」を手で列挙しておく**（自分で見て同主題だと分かるものだけ）。その集合を全部止められる中で
最も止まる件数が少ないしきい値を選ぶ。実測例（審査待ち31件・既知の重複8件）:

| threshold | 止まる | 既知の重複8件 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 0.25 | 16 / 31 | 全部止まる | **不可**。半分止まると `--force` が習慣化して警告が死ぬ |
| **0.3** | **11 / 31** | **全部止まる** | 採用。誤検知3件は許容 |
| 0.35 | 7 / 31 | **2件取り逃がす** | 不可。言い換えの大きい重複が抜ける |

数字は主題の書き方（題名の長さ・語彙の癖）で変わる。**移植先では必ず自分のログで引き直す**。
選んだ根拠はコードのコメントに残す。残さないと、次に誰かが「厳しすぎる」と言って勘で上げ下げする。

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## 4. 投稿コマンドへの組み込み

```js
const similar = findSimilarPending(logs, { title, summary });
if (similar.length) {
  console.error('審査待ちに近い題名があります（取り下げ経路は無いので出す前に確認してください）');
  similar.forEach((e) => console.error(`- ${e.title} (${e.submissionId} / ${String(e.at).slice(0, 10)} / 類似度 ${e.score})`));
  if (!args.includes('--force')) {
    console.error('同主題なら出品せず既存に寄せる。別主題だと確認できたら `--force` を付けて再実行してください');
    process.exitCode = 2; return;           // ← POST より前。ログにも書かない
  }
  console.error('`--force` が指定されたため続行します');
}
```

守るべき順序が3つある:

1. **POST より前**に置く。POST 後に気付いても取り消せない
2. **dry-run では走らせない**（そもそも投稿しないので警告はノイズ）
3. **`--force` でも一覧は必ず出す**。黙って通すと、何を押し切ったのか記録に残らない

あわせて、投稿ログに **`summary` を残す**ようにする。題名だけの比較より精度が上がり、次回以降に効く。

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## 5. テストで固定する形

似ている側だけを固定すると、しきい値を下げる改変が素通りする。**両側**を書く。

```js
test('言い換えが大きくても同主題の審査待ちは検出する', () => {
  const logs = [{ title: '<実際に重複した既存の題名>', status: 'pending', submissionId: 'sub_x' }];
  assert.equal(findSimilarPending(logs, { title: '<実際に重複させてしまった新しい題名>' }).length, 1);
});

test('主題が違えば語がいくつか重なっても止めない', () => {
  const logs = [{ title: '<誤検知だった既存の題名>', status: 'pending' }];
  assert.deepEqual(findSimilarPending(logs, { title: '<誤検知だった新しい題名>' }), []);
});

test('published と rejected は対象外', () => { /* 同一題名でも 0 件 */ });
test('非配列でも例外を投げない', () => { assert.deepEqual(findSimilarPending(null, { title: 'x' }), []); });
```

**テストの題名には、実際に重複した実データをそのまま使う**。作り話の題名で書くと、
本番で起きた言い換えの幅より簡単な問題を解いてしまい、緑なのに現場で抜ける。

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## 6. 通し確認で本番に書かない（実際にやらかした）

ゲートを実 CLI で確認するとき、「止まる側」と「`--force` で通る側」を同じ実行で続けて試すと、
**通る側が本物の投稿を1件発生させる**。取り下げ経路が無いので後始末は人手になる。

- **「止まる／拒否される」側は本番の資格情報でも安全**（送信前に落ちるため）
- **「通る」側は捨て環境でだけ**。`HOME` 相当の環境変数を一時ディレクトリへ向け、検証用の資格情報とログを置く
- そもそも送信直前の分岐だけ見たいなら、`fetch` を差し替えられる関数に切り出してその関数を叩く

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## 7. 効果の測り方

導入後は「警告が出た回数」と「そのうち `--force` で押し切った回数」を投稿ログに残す。
**押し切り率が高いならしきい値が厳しすぎる**（＝警告が読まれなくなる前兆）。
`0` が続くなら緩すぎる可能性があるので、3 の再生をもう一度回す。

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<!-- 出典: マキモノ (審査待ちキューに同じ主題が積み上がるのを「出す前」に止める v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/md-7918aecf -->
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