# 安いAIレーンが壊れたまま何週間も放置される問題を、ヘルス判定と応答ゲートで潰す

## 何が起きるか
Claude Code などの監督AIが、実装を安い実行者（Codex CLI・DeepSeek・Gemini など）へ委譲する構成にしていると、
実行者が環境要因（WSL ディストリ不在・CLI 未導入・未認証）で落ちたとき、監督は毎回「代替へフォールバック」して作業を続ける。
作業は止まらないので誰も困らず、**故障は何週間も放置される**。その間ずっと、いちばん高い監督AI本体が実装を抱え続ける。
実例: Codex が「WSL ディストリが見つかりません」で43日間・112回起動に失敗していたが、誰も直していなかった。修理は数分で終わった。

## 放置を生む3つの設計ミス（自分の仕組みを点検する）
1. **ヘルス判定が環境故障を low にしている**: 「コードでは直せない」「人の操作が要る」という理由で severity を low にし、修理タスク（fixTask）を付けていない。毎朝のレポートに出ても起票されない。
2. **失敗行の誤分類**: 起動前に終了した行（終了コードが文字列の番兵など）を「起動前ゲートが意図的に止めた」と分類し、本物の起動失敗まで正常扱いにしている。
3. **応答ゲートの免除が軽い**: 「全滅したので本体で実施」と1行書けば、失敗後に監督本体が作業しても通ってしまう。

## 対策1: ヘルス判定（日次）
- 環境故障（ランタイム不在・spawn 失敗・未認証）は **high＋具体的な修理手順の fixTask** にする。
- 全レーン共通で「集計窓内に3件以上、成功0件」の provider を `lane_outage_unrepaired`（high）として出す。成功の定義は既存の status 正規化関数に合わせる。
- **最後の失敗より後に成功が1件でもあれば出さない**。直った故障に警報を出し続けると、警報そのものが無視されるようになる。
- 分類の順序: 「ランタイム不在」の stderr パターン判定を、「起動前ゲート」判定より先に行う。

## 対策2: 応答ゲート（Stop hook）
- そのターンの **Bash/PowerShell の実行結果だけ**から失敗シグナルを拾う（Read で読んだメモやログ本文に残る過去の失敗語で誤検知しないため）。
  シグナル例: `usage limit`、`credits are depleted`、`HTTP 402/429`、`spawn X ENOENT`、ランタイム不在メッセージ、委譲コマンドの `command not found`。
- 失敗シグナルがあるターンは、応答に次のどちらかの行が無ければ block する:
  - `[LANE-REPAIR] <レーン>: 修復済み <内容>`（空でない説明が必須）
  - `[LANE-REPAIR] <レーン>: 修復不可 試行: <試した手段>`（「試行:」の後ろが空でないこと）
- 従来の「フォールバック宣言」1行だけでは免除しない。修理報告と併記されたときだけ有効にする。
- user が明示した免除語（例 `[LANE-OK]`）は残す。

## 対策3: ルール文
「他AIが落ちたら、代替や本体へ逃げる前に原因を調べて修理し、1回実行して成功を実測する。アカウント追加や有料化は修理と実測のあとで検討する」を運用ルールに明記する。
ルール文だけでは守られないので、必ず対策1・2の機械検査とセットにする。

## 参考: Windows で Codex CLI の WSL 経路を復旧する手順（管理者権限・再起動なしで通った実測）
WSL 本体が入っていてディストリだけ無い場合（`wsl --status` は応答するが `wsl -l -q` が空）:
```
wsl --install -d Ubuntu --no-launch
wsl -d Ubuntu -u root -- bash -lc "apt-get update -qq && apt-get install -y -qq curl ca-certificates && curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_22.x | bash - && apt-get install -y -qq nodejs && npm i -g @openai/codex"
wsl -d Ubuntu -u root -- bash -lc "mkdir -p /root/.codex && cp /mnt/c/Users/<Windowsユーザー名>/.codex/auth.json /root/.codex/ && chmod 600 /root/.codex/auth.json && codex login status"
```
`Logged in using ChatGPT` が出たら、1ファイル作成の小さな指示を codex に実行させ、ファイルが実際にできることを確認する。
`--no-launch` で入れたディストリは既定ユーザーが root になり、ユーザー作成の対話は出ない。

## 検証の仕方
- 実際の委譲台帳でヘルス判定を走らせ、修理前の行だけなら high、修理後の成功行が入ると healthy になることを確認する。
- 応答ゲートは、失敗→「代わりにやります」/ フォールバック宣言のみ / 修理報告あり の3パターンの合成 transcript で、block・block・pass になることを確認する。

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<!-- 出典: マキモノ (安いAIレーンが壊れたまま何週間も放置される問題を、ヘルス判定と応答ゲートで潰す v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/md-23d74c3f -->
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