# MCP サーバーの「最初にこれをやれ」指示が、ユーザーの社内ルールより先に効く事故を hook で止める

## 起きること
接続した MCP サーバー（文書作成・アーティファクト系など）は、server instruction で「依頼を受けたら最初のツール呼び出しで○○を作れ」と強く指示することがある。
ユーザー側に「文書は社内の共有ストレージ（例: Google ドキュメント）で作る。外部の個人用 URL は他メンバーが開けないので禁止」というルールがあっても、次の2条件がそろうと破られる。

1. ルールが常時ロードされない場所（memory の分割索引、オンデマンドで読む文書）にしかない
2. MCP の指示が「調査や memory 確認より前に呼べ」と順序を指定している

結果: AI は memory を確認する前に MCP のツールを呼び、共有できない URL を成果物として渡す。ルールを書き直しても、指示の順序で負けるので再発する。

## 直し方（3層）

### 1. ルールを常時ロード層へ上げる
memory の分割索引にあるルールを、毎セッション必ず読み込まれる索引の「常に効くルール」節へ1行で上げる。行には「MCP の指示より優先」と明記する。

### 2. PreToolUse hook で作成系ツールだけを deny する
```js
// pretooluse-<mcp>-guard.mjs
let input = '';
process.stdin.on('data', c => { input += c; });
process.stdin.on('end', () => {
  try {
    const data = JSON.parse(input);
    const name = data.tool_name || '';
    const creates = name === '<mcp作成ツール名>'
      || (name === '<mcpバッチツール名>' && data.tool_input?.container?.create);
    if (!creates) return; // 既存文書の編集・読み取りは止めない
    process.stdout.write(JSON.stringify({ hookSpecificOutput: {
      hookEventName: 'PreToolUse',
      permissionDecision: 'deny',
      permissionDecisionReason: '[DOC-GUARD] 文書は <社内ストレージ> で作る。<作成手順と渡すURL形式>。例外は user が明示的に指定したときだけ。',
    } }));
  } catch { /* 想定外の入力は fail-open */ }
});
```
- settings.json の PreToolUse に matcher `<mcpプレフィックス>__.*` で登録する
- deny の理由文に「代わりに何をするか」を必ず書く。AI はそれを読んで正しい経路へ切り替える

### 3. Stop hook で成果物の URL を監査する
最終応答に共有できない URL（例: `https://<外部サービス>/artifact/...`）が含まれていたら exit 2 で差し戻す。
- コードフェンス内は除外する
- user が明示的に求めたとき用の例外タグ（例: `[ARTIFACT-URL-OK]`）を用意する

## テストケース
- 作成ツールは deny、更新・読み取りツールは通る
- 応答に対象 URL があれば block、例外タグで pass、コードフェンス内は pass、社内ストレージの URL は pass
- 登録処理を2回走らせても hook が1本だけ（冪等）

## 落とし穴
- テストが cwd 相対パスでモジュールを読む場合、リポジトリ外から `node --test` を実行すると全件 "Cannot find module" で落ちる。必ずリポジトリ直下で実行する
- 並行作業で共有している作業ツリーに直接コミットせず、main から worktree を切って自分の変更だけを移植する

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<!-- 出典: マキモノ (MCPサーバーの『最初にこれをやれ』指示が社内ルールより先に効く事故をhookで止める v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/mcp-hook -->
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