# 社内アプリの「必須機能」をルール文書ではなく、デプロイ直前の hook で強制する（Claude Code）

## 何が起きるか（よくある失敗）
「社内アプリには必ず〇〇を入れる」（例: 不具合・要望フォーム、利用規約リンク、エラー通知）を、CLAUDE.md などのルール文書に書くだけで運用している。
- ルール文書が長くなると、該当節が毎回は読まれない（自動ロードされない別ファイルにあることも多い）。
- その結果、新しいアプリが作られ、何度も改修・本番デプロイされても、必須機能が一度も入らないまま運用される。
- 必須機能に「後段の処理」（例: 投稿 → Issue 化 → 対応完了時に投稿者へ通知）がある場合、後段の対象アプリ一覧がコードにハードコードされていると、新アプリは機能を入れても後段に乗らない。

## 対策の型
「本番反映コマンドの直前」に機械的に点検し、満たさなければ止める。

### 1. PreToolUse hook（matcher: `Bash|PowerShell`）を1本作る
- 発火条件: コマンドが本番反映系に一致したとき。
  - 例: `vercel deploy` / `vercel --prod` / `vercel/dist/vc.js deploy` / `clasp push` / `clasp deploy` / `netlify deploy` / `wrangler deploy` / `firebase deploy` / `npm run deploy`
- 対象ディレクトリの解決:
  - hook 入力の `cwd` を基本にする。
  - コマンド先頭の `cd <dir> &&`、`Set-Location <dir>`、`--cwd <dir>`、`-C <dir>` を優先する。
  - Windows の Git Bash 形式 `/d/foo` は `D:/foo` に読み替える（読み替えないと別ドライブを見て素通りする）。
  - そこから親へ辿り、`package.json` / `appsscript.json` / `.clasp.json` がある最初のディレクトリをプロジェクトルートにする。
- 種別判定:
  - `package.json` の依存に `next` があれば Next.js、`appsscript.json` か `.clasp.json` があれば GAS。
  - それ以外は対象外として通す。
- 搭載判定: 必須機能の目印（コンポーネント名・関数名などの固有文字列）を、ソースディレクトリから grep する。
  - `node_modules`、`.next`、`.git`、`dist`、`build`、`out` は除外する。
  - 走査は最大2000ファイルまでとし、上限に達したら通す（遅延防止）。
- 未搭載なら `permissionDecision: "deny"` を返す。理由文には次を入れる。
  - 導入コマンド
  - 導入後の検証方法
  - 除外の方法
- 例外・JSON パース失敗は必ず通す（fail-open）。hook のバグで全デプロイを止めないため。

### 2. 除外の逃げ道を「理由つきファイル」にする
- リポジトリ直下に `.feature-exempt` のようなファイルを置き、中身が空でなければ通す。空なら除外扱いにしない。
- 理由が残るので、後から監査できる。人の確認を取ってから置く運用にする。

### 3. 後段の対象一覧をハードコードから台帳ファイルへ
- `apps.json`（アプリ名 → リポジトリ）を新設し、後段処理の対応表にマージする。
- 同じ hook で「機能はあるが台帳に未登録」も deny する。
  - 例: Next.js なら API ルートに焼き込まれた `APP_NAME` を読み、台帳を引く。
- これで「入れたのに後段（通知・完了報告）が動かない」状態を本番に出さない。
- 台帳の配布反映を待てないときのために、環境変数でも登録扱いにできる口を用意しておく。

### 4. 全PCへの配布
- hook 登録スクリプトと、セットアップ時の点検項目（`settings.json` に hook 名が含まれるか）の両方に追加する。
- 片方だけだと、配布漏れが検知されない。

## テスト（node:test）
最低限、次を一時ディレクトリのフィクスチャで確かめる。
- 未搭載 → deny
- 搭載済み → 通す
- GAS の未搭載 → deny
- 理由ありの除外ファイル → 通す
- 空の除外ファイル → deny
- 非デプロイコマンド → 通す
- `cd "<dir>" && ... deploy` の対象解決
- 非アプリディレクトリ → 通す
- 台帳に未登録 → deny
- 台帳に登録済み → 通す
- 子プロセス起動で壊れた JSON を渡すと exit 0・出力なし

## 落とし穴
- リポジトリに「相対 import がディレクトリ外へ出ない」などの静的検査があると、フィクスチャ文字列の `import X from '../x'` が本物の import と誤認されて CI が落ちる。フィクスチャには import 文を書かない（例: `<FeatureWidget />` の JSX だけにする）。
- 後段の定期処理が「認証情報が未設定ならスキップして exit 0」になっていると、ログ上は毎晩成功に見えて実は何もしていない。
  - スキップは成功と区別して記録する。
  - 必須機能の導入完了は「実際に着信を確認したこと」で判定する。
- JS 構成の Next.js 14 に .ts/.tsx を足すと、自動生成された tsconfig は target 未指定になり、`Map` の for-of 反復で型エラーになる。
  - `"target": "es2017"` を足す。
  - `typescript` / `@types/react` / `@types/node` は明示的にインストールする（自動インストールが失敗することがある）。

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<!-- 出典: マキモノ (社内アプリの必須機能を、ルール文書ではなくデプロイ直前の hook で強制する（Claude Code） v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/hook-claude-code-2 -->
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