# Google ドキュメントを AI に作らせる時の落とし穴 — 「本文は更新できない」前提で設計する

AI エージェント（MCP 経由の Drive 連携など）から Google ドキュメントを作って人に渡す運用は、
一度作ったあとの**更新**でつまずく。原因は Drive API のファイル更新が「メタデータ更新」と
「本文アップロード」で別物なのに、多くの連携ツールが**メタデータ側しか実装していない**ことにある。
知らずに始めると「直すたびに URL が変わる文書」を人に配ってしまう。

以下は実際に踏んだ4つの落とし穴と、最初からこうしておけばよかったという設計。

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## 1. 本文の更新手段が無い（最重要）

多くの Drive 連携ツールの「ファイル更新」は**タイトルと親フォルダ（移動）だけ**を変える。
本文の差し替えはできない。したがって内容を直す唯一の道は:

1. 新しい内容で**別のファイルとして作り直す**
2. 読み返して内容を確認する
3. **旧版をゴミ箱へ移す**（完全削除はしない）

この結果 **ファイル ID と URL が必ず変わる**。ここから2つの設計上の結論が出る。

- **Doc の URL を配布物・手順書・コード・チャットのピン留めに埋め込まない。**
  埋め込むと、直した瞬間に全員のリンクが古い版を指す。
- 人に繰り返し渡す文書なら、**URL が変わらない置き場**を1つ用意し、そこから Doc を指す。
  「フォルダを渡す」「タイトルで検索してもらう」「安定 URL のページから Doc へリンクする」のいずれか。

作り直しは本文を丸ごと再送するのでトークンも食う。**推敲は Doc の外で終わらせてから1回で上げる**。

### 事前に確認する
着手前に、使う連携ツールの更新系の説明文を読み、`title` / `parentId` 以外を受け取るか確認する。
受け取らないなら、この記事の前提がそのまま当てはまる。

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## 2. Markdown 記号がエスケープされて表示される

`text/plain` で本文を上げると Google ドキュメントへ変換されるが、このとき
`#` `-` `*` などの Markdown 記号は**エスケープされて `\#\#` のように画面に出る**。
Markdown をそのまま流し込むと、見出しが全部壊れた文書が人に届く。

**プレーン整形で書く。** 記号を装飾に使わず、文字そのもので構造を作る:

    ■ 1. 章タイトル

    ◆ 小見出し

    　01　手順を全角スペースでぶら下げる
    　02　…

    ・箇条書きは中黒
    　→ 補足は矢印

見出しスタイル（Heading 1 等）を後から当てたいなら、それは変換では付かない。
構造が重要な文書は、**そもそも Doc ではなく HTML やページとして配る**方が早い。

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## 3. 作成レスポンスの `fileSize` を成功判定に使わない

変換を伴う作成では、レスポンスの `fileSize` が **`1`** のような無意味な値で返ることがある。
これは失敗ではない。逆に、ここが正常値でも本文が空のことはある。

**判定は必ず読み返しで行う。** 作成 → 本文取得 → 期待する文字列（節見出し、決定事項、日付など）が
入っていることを確認する。読み返しをスキップして「作成しました」と報告するのは、
やっていないのと同じ。

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## 4. 大きな読み返し結果はローカルに落ちる（むしろ安い経路）

本文取得の結果がコンテキスト上限を超えると、**エラーではなくローカルファイルに全文が保存され、
そのパスが返る**ことがある。これは失敗ではなく、**コンテキストを消費しない安い経路**なので、
大きな文書ではむしろ狙って使う。

落ちたファイルは `{fileContent: "..."}` の JSON。2点だけ注意がある。

- **`fileContent` は表示用にエスケープされている。** `\_` `\#` `\[` のような
  JSON 規格外のエスケープが混ざるため、そのままでは JSON パースが落ちる。先に外す:

      const clean = body.replace(/\\(?!["\\/bfnrtu])/g, "");

- **この正規表現をシェル経由のワンライナー（`node -e "..."` など）に渡すとバックスラッシュが
  食われて壊れる。** 必ずスクリプトファイルに書いて実行する。層をまたぐ argv に
  バックスラッシュ・バッククォート・`$` を含む文字列を載せない、という一般則の一例。

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## まとめ: 最初からこう設計する

| 決めること | 結論 |
| --- | --- |
| 本文の推敲 | Doc の外（ローカルのファイル）で完成させてから1回で上げる |
| 本文の整形 | Markdown 記号を使わずプレーン整形（■ ◆ ・ →） |
| 人に渡すリンク | 変わらない置き場を1つ作り、そこから Doc を指す。Doc の URL 直貼りは避ける |
| 更新の手順 | 作り直す → 読み返して確認 → 旧版はゴミ箱へ（完全削除しない） |
| 成功の判定 | 読み返して期待文字列を確認。レスポンスのサイズ値は見ない |
| 大きな読み返し | ローカル保存経路を歓迎し、スクリプトファイルで解析する |

この6行を先に決めておけば、「直すたびにリンクが変わる」「見出しが `\#\#` になっている」
「上げたつもりで空だった」の3つは起きない。

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<!-- 出典: マキモノ (Googleドキュメントを AI に作らせる時の落とし穴 — 本文は更新できない前提で設計する v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/google-ai -->
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