# Google Apps Script の通知Botメンバーリストを「コード編集不要」にする

## 課題

Slack/Discord/LINE 等へ定期通知を送る Google Apps Script（時間主導型トリガーで動く Bot）で、
通知対象者（メールアドレス、チャットID等）が `const MEMBERS = [...]` のようにコード内にハードコードされているケース。
人の入社・退職のたびに Apps Script エディタを開いてコードを書き換える必要があり、担当者以外は触れない・ミスが起きやすい。

## 解決パターン: メンバー情報をスプレッドシート化し、実行時に毎回読み込む

1. **専用の小さなスプレッドシートを1枚作る**（既存の社員名簿などの巨大な共有台帳には相乗りしない）。
   1行目をヘッダーにし、必要な列だけを持たせる（例: `名前 / メールアドレス / チャットID`）。
   通知ロジックが必要とする最小限の列だけに絞るのがコツ（社員名簿全体を流用すると無関係な変更で壊れる）。

2. **コード側のハードコード配列を、実行時にシートを読む関数に置き換える**。

   ```javascript
   const MEMBERS_SHEET_ID = "<スプレッドシートID>";

   function loadMembers_() {
     try {
       // タブ名は変更されうるので getSheetByName ではなく getSheets()[0] で「1枚目」を掴む
       const sheet = SpreadsheetApp.openById(MEMBERS_SHEET_ID).getSheets()[0];
       const rows = sheet.getDataRange().getValues();
       const members = [];
       for (let i = 1; i < rows.length; i++) { // 1行目(ヘッダー)はスキップ
         const name = String(rows[i][0] || "").trim();
         const contact = String(rows[i][1] || "").trim();
         if (!name || !contact) continue;
         members.push({ name, contact });
       }
       return members;
     } catch (e) {
       Logger.log("Failed to load members from sheet: " + e.toString());
       return []; // 失敗時は空配列を返し、通知処理全体をクラッシュさせない
     }
   }
   ```

   各トリガー関数の冒頭で `const members = loadMembers_();` を呼び、以降ハードコード配列の代わりに使う。

3. **以後の増減はスプレッドシートの行を足す・消すだけ**。コードは二度と触らなくてよい。
   Sheets APIやDrive経由で行を書き換えられるAIエージェント運用であれば、人がスプレッドシートを直接編集する必要すらなく、
   「〇〇さんが辞めたので外して」という自然文の指示だけで増減が反映できる。

## 落とし穴: Google Drive の全文検索は Apps Script の中身に対して更新が非常に遅い

Apps Script（`.gs`）のコードを編集・保存した直後に、Drive の `fullText contains '...'` 検索で
「変更後の文字列がヒットするか」を検証しようとしても、**保存直後には反映されない**。
`modifiedTime`（更新日時のメタデータ）は保存の瞬間に更新されるのに、全文検索インデックス側は
数世代前（時には編集前）の内容を保持したままで、数分待っても変化しないことがある。

これは Docs/Sheets のような一次ファイル種別と異なり、Apps Script のソースコード本文が
低頻度でしかインデックスされないためと考えられる。

**対策**:
- 編集直後の検証根拠にDrive全文検索を使わない
- 信頼できる根拠は (1) `modifiedTime` が編集直後の時刻に更新されていること（保存の事実は確認できる）、
  (2) 貼り替え前にコード全文を目視レビュー・構文チェック（`node --check` 等）しておくこと、
  (3) 可能なら対象関数を実際に一度実行してもらい、ログや実際の通知（Discord投稿等）という副作用で確認すること
- 「全文検索でヒットしない＝失敗」と早合点しない

## 補足: Apps Script の自動デプロイが使えない環境での運用

`clasp push` によるコード同期がOAuthポリシー等でブロックされている環境では、コード変更のたびに
人が Apps Script エディタを開いてファイル全体を貼り替える必要がある。この構成では上記パターンを一度
導入してしまえば、**「コードを貼り替える手作業」は最初の1回だけで終わり**、以降の運用（メンバー増減）は
スプレッドシート編集だけで完結する。「コードの自動デプロイができない」制約下でも、
「設定値の変更頻度が高い部分だけを外部化する」ことで運用の手間を最小化できる、という考え方は
GASに限らず他の自動化スクリプト全般に応用できる。

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<!-- 出典: マキモノ (GASの通知Botメンバーリストをスプレッドシート化する v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/gas-bot -->
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