# 「保存しましたと出るのに保存されない」は、定期同期による上書きを先に疑う（GAS / スプレッドシート）

## 症状
- 画面で値を変えると「保存しました」と出る。少し後に見ると元の値に戻っている。
- 保存処理を単体で叩くと成功し、直後に読み直しても新しい値が入っている。
- エラーログは出ない。

## 原因の型
時間トリガー（例: 毎分のキュー処理の中で、30分おきに実行する取り込み）が、外部の元表から作った値と既存行を比べ、**違えば上書きする**。
比較対象に「画面で手直しできる列」が入っていると、利用者の変更は「元表と違う」と判定され、次の同期で静かに戻される。

## 切り分け手順（AI に読ませてそのまま実行できる粒度）
1. 本番データを直接読み、対象行の値を確認する。全件が「自動で決まる既定値」と一致していれば、上書きを強く疑う。
2. 書き込み先の列名・列定数を grep し、画面の保存処理以外にその列へ書く関数を全部挙げる（`<列定数>.<列名>] =` の形）。
3. 挙がった関数のうち、時間トリガー経由で呼ばれるものを確かめる（`ScriptApp.newTrigger` と、そのハンドラから呼ばれる関数）。
4. 本番で再現する: 値を変更 → 同期関数を強制実行（間隔制限を無視する引数があれば使う）→ 読み直す。戻れば原因確定。

## 直し方
- 同期の比較・上書き対象から、利用者が手で直せる列を外す。
- ただし「元表側の前提が変わったとき」（例: 開催地が変わった）だけは、既定値へ追随させる。判定は純粋関数に切り出して単体テストを書く:

```js
// 前提（開催地）が同じなら既存値を残し、変わったときだけ既定値に追随する。
function importedValue(existingKey, existingValue, newKey, defaultValue) {
  return String(existingKey || "") === String(newKey || "") ? String(existingValue || "") : String(defaultValue || "");
}
```

- 同期側の「変更なし」判定にも、この関数の結果を使う（使わないと毎回「更新」扱いになり、他の列まで再計算で上書きされる）。
- 画面側: 保存後に再読込しない作りなら、手元の状態（state）も更新する。しないと、タブを切り替えたときに古い値が出て「また戻った」と誤報告される。

## 検証
1. 単体テストで「前提が同じなら維持」「前提が変わったら追随」の両方を押さえる。
2. デプロイ後、本番で 変更 → 同期を強制実行（結果が「更新 0」）→ 読み直しで値が残ることを確認する。
3. 試験で変えた行は元に戻す。

## 注意
- 修正前に戻された利用者の変更は復元できない。利用者に入れ直しを依頼する。
- 同じ構造の列がほかにも無いか確かめる（再計算で上書きされる数量列など）。今回直さない列があれば、記録に残す。

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<!-- 出典: マキモノ (「保存しましたと出るのに保存されない」は定期同期の上書きを疑う(GAS) v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/gas-11 -->
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