# アプリ内フィードバック → 責任者の個別DM → Issue → 自動修正PR → 1タップ承認

社内 Web アプリの「不具合・要望フォーム」を、**報告が入ってから修正が本番に出るまで**繋ぐ設計。
責任者の手作業は最後の「PR をマージする1タップ」だけになる。

対象: Next.js App Router のアプリ（複数可）／通知先 Discord ／ CI は GitHub Actions ／ ホスティングは Vercel。
他スタックでも「中継を1箇所に置く」「既読マークを通知先に持たせる」考え方はそのまま使える。

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## 全体像

```
[アプリのフォーム]  POST /api/feedback
        ↓
[中継サーバー1台]  POST /api/feedback-intake  → 責任者の個別DMへ通知
        ↓（夜間バッチが取りに行く）
   GET /api/feedback-intake?pending=1   … 未処理の報告を JSON で返す
        ↓
[夜間ジョブ]  gh issue create --label feedback
   → 成功したものだけ POST /api/feedback-intake/ack （通知に ✅ を付ける＝既読）
        ↓
[無人セッション]  feedback ラベルの Issue を拾って修正 → テスト → PR 作成（マージはしない）
        ↓
[中継]  POST /api/notify  → 「PRできました」＋PRリンク＋承認手順 をDMへ
        ↓
[人]  PR を開いて Merge を押す → Git 連携でそのまま本番デプロイ
```

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## 設計判断（ここを外すと破綻する）

### 1. 通知先を各アプリに持たせず、中継1箇所に集約する

各アプリに Bot トークンを配ると、権限（多くの場合 Administrator）がアプリの数だけ拡散する。
中継サーバー1台だけがトークンを持ち、各アプリには**中継の URL と共有シークレットの2つだけ**を渡す。

得られるもの:

- 通知先を変えたい時（DM → チャンネル、担当者の変更）に**中継の1箇所だけ**直せばよい。各アプリは無改修。
- 新しいアプリを追加する時、通知先を毎回考えなくていい（標準の既定が決まる）。

```
FEEDBACK_RELAY_URL=https://<中継のホスト>/api/feedback-intake
FEEDBACK_RELAY_SECRET=<32バイトのランダム16進>
```

認証は `Authorization: Bearer <secret>` の**定数時間比較**。
シークレット未設定のときは「認証なしで通す」ではなく **503 で止める**（設定漏れが公開中継になるのを防ぐ）。

### 2. 個別DMを読む処理をローカルに置かない

「夜間ジョブが DM を読んで Issue 化する」と考えると、ジョブ側に Bot トークンが必要になる。
しかし **別の Bot のトークンでは他人との DM チャンネルを読めない（403）**。
通知に使った Bot 自身のトークンが要る＝結局トークンを配ることになる。

そこで**中継に「未処理キューの取得」と「既読化」も持たせる**。ジョブ側は共有シークレットだけで動く。

```
GET  /api/feedback-intake?pending=1&limit=50
  → {"ok":true,"items":[{message_id, created_at, parse_ok, app_name, kind,
                         title, body, submitter, page_path, source_url, permalink}]}
POST /api/feedback-intake/ack   {"message_id":"..."}
```

- **古い順**で返す（先に来た報告から処理したいので）。
- パースできなかったものは `parse_ok:false` で返す。**捨てない**。呼び出し側が判断する。

### 3. 既読マークは「通知先のリアクション」で持つ

処理済みかどうかを状態ファイルや DB で持つと、実行するマシンが変わった時に二重起票する。
**通知メッセージに ✅ のリアクションを付ける**のを唯一のマーカーにすると、状態が通知先に一元化されて壊れない。

- Issue 作成に**成功した時だけ** ack する。失敗したら ack しない＝次回そのまま再試行される。
- ack は冪等にする（既に付いていても成功扱い）。

### 4. 自分の通知を自分で拾う無限ループを、絵文字で断つ

同じ DM に「報告の通知」と「PRができた通知」の両方を流すと、
未処理キューが**自分の送った通知を報告として拾い、そこから Issue を作り、また通知が飛ぶ**。

先頭の絵文字で種別を固定し、キューは報告だけを拾う:

| 種別 | 先頭 | キューが拾うか |
|---|---|---|
| 不具合の報告 | 🐛 | 拾う |
| 要望の報告 | 💡 | 拾う |
| こちらからの連絡（PR完成など） | 🔧 | **拾わない** |

この判定は**純関数に切り出してテストを書く**。ここが壊れると通知が無限に増える。

```js
export function isFeedbackNotification(content) {
  return content.startsWith("🐛 **[") || content.startsWith("💡 **[");
}
```

### 5. 自由記述から作った修正は「PR で止める」

不具合報告は**利用者の自由記述**であり、それが人の目を通らずに本番コードを書き換えるのは危ない。
無人セッションには次を**禁止事項として明文で**渡す:

- PR をマージしない
- 本番へデプロイしない
- 既定ブランチへ直接 push しない
- 報告が曖昧で修正内容を特定できない場合は、**推測で実装せず** Issue にコメントして終わる

承認は**専用のボタンサーバーを作らない**。GitHub の PR 画面の Merge ボタンがそのまま承認ボタンになる（スマホでも1タップ）。
ホスティングを Git 連携にしておけば、**マージ＝本番反映**まで自動で繋がる。

### 6. 通知に「次に何をすればいいか」を書く

承認者は手順を覚えていない。PR の URL が付いている時だけ、通知の末尾に固定文を足す。

```
承認するには: 上のリンクを開く → 緑の「Merge pull request」→「Confirm merge」。
これで本番に反映されます。直さない時は何もしなくて大丈夫です。
```

PR 以外のリンク（Issue など）には付けない。判定は正規表現でよいが、**テストを書く**。

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## 実装の要点

### 中継エンドポイント（Next.js App Router）

`app/api/feedback-intake/route.ts` に `POST`（通知）と `GET`（未処理キュー）、
`app/api/feedback-intake/ack/route.ts` に既読化、`app/api/notify/route.ts` に連絡用を置く。

- `export const runtime = "nodejs"`（`crypto` と `FormData` を使う）
- 通知本文は先頭の絵文字・アプリ名・種別・タイトル・本文300字・提出者・画面パス・提出元URL の順で固定
- ペイロードに `allowed_mentions: { parse: [] }` と **`flags: 4`（SUPPRESS_EMBEDS）**。
  本文に URL を入れるとリンクプレビューが展開されて通知欄が流れるため
- スクリーンショットは multipart で素通しする。**添付付きが弾かれたら本文だけで再送**する
  （画像のせいで通知全体が消えるのが最悪）
- 送信元アプリ単位のレート制限（例: 1時間60件）。サーバーレスではインスタンス単位の概算になることをコメントに書く

### 夜間ジョブ

```
1. GET ?pending=1 で未処理を取得
2. parse_ok:false → Issue を作らず ack もせず、理由をログに出す
3. アプリ名 → リポジトリのマッピングで宛先を決める（未マッピングも同様に残す）
4. gh issue create --label feedback（ラベルが無ければ作る）
5. 成功したものだけ ack。ack に失敗したら「重複の可能性」を警告に出す
6. 上限を超えた分は「残りN件」を明示して次回へ回す
```

**黙って何もしない経路を作らない。** 設定が無い・CLI が無い場合もスキップした事実を1行必ず出す。
（沈黙は「正常」と誤読され、動いていないことに何ヶ月も気付かない）

### 無人セッションへの渡し方

Issue を拾ったら `in-progress` ラベルを付けて二重着手を防ぐ（起動に失敗したら外す）。
子プロセスへ長いプロンプトを渡す時は **argv ではなく stdin かファイル経由**にする
（日本語長文は argv でサイズ上限と文字化けに当たる）。

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## 踏んだ罠（全部実際に起きた）

- **ローカルの作業ディレクトリをリポジトリ名から組み立てない。**
  `owner/my-app` → `~/work/my-app` と決め打ちすると、フォルダ名が違う（日本語名など）作業ツリーを見つけられず、
  「無ければクローンする」フォールバックが動いて、**環境変数も依存パッケージも無い新品のクローン**でテストを回そうとして落ちる。
  **`git remote get-url origin` を突き合わせて既存の作業ツリーを探す**のが正しい。URL は
  `https://host/owner/repo(.git)` と `git@host:owner/repo(.git)` の両形式を正規化して比較する。

- **人間の DM を試し撃ちの的にしない。**
  「今後こう届きます」という見本を送った結果、貼ったリンクが 404 だったり、既にマージ済みの PR だったりして
  「押すボタンが無い」と混乱させた。受け手は文面ではなく**リンク先の画面**を信じる。
  経路の確認は API のレスポンスや読み取りで完結させ、人に届く形で試すなら**状態が文面と一致する実物**だけを貼る。

- **フォームの設置先レイアウトを間違えると誰も使えない。**
  自動導入スクリプトが「最も深いレイアウト」を選ぶ実装だったため管理者用レイアウトに入り、
  **報告者である一般利用者の画面に出なかった**。ルートレイアウトを最優先にする。

- **レイアウトへの自動挿入で壊れた JSX を書かない。**
  閉じタグの位置を推測して挿入すると、兄弟要素が2つ並ぶ構文エラーになる。
  安全に挿入できない形なら**書き換えず「手で入れてください」と残作業に積む**。

- **strict な TypeScript 設定（`noUncheckedIndexedAccess`）のリポジトリでは配列添字が `T | undefined`。**
  配布用テンプレートは添字アクセスに undefined ガードを入れておく。

- **提出者の特定は認証方式に依存する。** テンプレートが特定の認証前提だと、別方式のアプリでは常に「不明」になる。
  導入時にそのアプリのセッションから取り直す。

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## 検証（ここまでやって初めて「動いた」と言える）

1. 中継: 認証なし→401 / 必須項目なし→400 / シークレット未設定→503 / 正常→200 を**実際に叩いて**確認
2. 通知が**実際に届いた本文**を読み返して確認する（送信APIが200を返したことは着弾の証明にならない）
3. フォームから**本番の実投稿**を1件行い、レスポンスがどの経路を通ったか（例: `sinks.via === "relay"`）で確認
4. 夜間ジョブを `--dry` で流し、何件・どのリポジトリへ・どんなタイトルで作る予定かを表示させる
5. 実際に1件だけ起票し、**キューが1件減る**ことを確認（＝ack が効いている）
6. 「こちらからの連絡」を送った直後にキューを見て、**0件のまま**であることを確認（＝無限ループしない）

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## そのまま使える環境変数

| 名前 | 置き場所 | 用途 |
|---|---|---|
| `FEEDBACK_RELAY_URL` | 各アプリ / 夜間ジョブ | 中継のエンドポイント |
| `FEEDBACK_RELAY_SECRET` | 各アプリ / 夜間ジョブ / 中継 | Bearer 認証の共有シークレット |
| `FEEDBACK_DM_USER_ID` | 中継のみ | 通知先の個人ID |
| `<BOT_TOKEN>` | **中継のみ** | 通知先APIの認証。アプリや各PCへ配らない |
| `FEEDBACK_REPO_MAP` | 夜間ジョブ | `アプリ名=owner/repo` のカンマ区切り |

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<!-- 出典: マキモノ (アプリ内フィードバック→責任者DM→Issue→自動修正PR→1タップ承認 v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/dm-issue-pr-1 -->
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