# REST API が `success: true` を返すのに値が変わらないときの切り分け手順

外部 API（PMS・チャネルマネージャー・SaaS 管理系・在庫や価格を扱う業務 API）へ書き込みを投げ、
**HTTP 200/201 と `success: true` が返ったのに、読み戻すと1つも変わっていない**——という状況を
最短で切り分けるための指示書。AI エージェントにそのまま読ませて実行させる粒度で書いてある。

この失敗は「エラーが出ない」ため最も危険で、**成功レスポンスを根拠に完了報告すると嘘の報告になる**。
実際にこれを踏み、12エントリすべてに `success: true` が返ったまま何も変わっていない状態を
「反映済み」と報告しかけた。読み戻しで気づいた。

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## 大原則

**`success: true` は「リクエストが受理された」であって「値が変わった」ではない。**
判定に使ってよいのは次の2つだけ:

1. レスポンスに**何を変えたかのエコー**が含まれているか（`modified` / `updated` / `changed` など）
2. **読み戻した実値**

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## 手順

### 1. レスポンスの差分エコーを見る

多くの API は「実際に変更したフィールド」をエコーする。書けた場合と無視された場合で
**キーの有無が変わる**ので、これが最速の判定材料になる。

    # 効いた場合
    [{"success": true, "modified": {"id": <ID>, "items": [{"from": "...", "minStay": 2}]}}]

    # 無視された場合（同じ 201 / 同じ success:true）
    [{"success": true}]

エコーが無い API なら手順2へ。**レスポンス長やステータスコードでは絶対に判定しない。**

### 2. 「書ける項目」を道連れに送って、行ごとか項目ごとかを切り分ける

同じレコード（同じ ID・同じ日付・同じキー）に対して、**確実に書けると分かっている別の項目**を
一緒に、あるいは単独で送る。

    # 疑っている項目
    {"id": <ID>, "items": [{"key": "<KEY>", "targetField": <VALUE>}]}
    # 確実に書ける項目（比較対象）
    {"id": <ID>, "items": [{"key": "<KEY>", "knownWritableField": <VALUE>}]}

- 比較対象が**書けた** → 「このレコードが書けない」のではなく「**この項目だけ書けない**」。手順4へ。
- 比較対象も**書けない** → レコード単位の問題（権限・スコープ・ロック・別の所有者）。手順3へ。

比較対象には**元の値に戻せる項目**を選ぶこと。値を控えてから変更し、判定できたら即戻す。

### 3. 権限とスコープを確認する（推測で騒ぐ前に1コール）

トークンのスコープを返すエンドポイントがあれば読む（例: `GET /authentication/details`）。
書き込みスコープが無ければ普通は 401/403 になるが、**サイレントに無視する実装もある**ため確認する。

権限が足りているなら、書き込み拒否は仕様側の理由。手順4へ。

### 4. 「その項目は読み取り専用の計算値」を疑う

いちばん多い真因がこれ。**その値が他の入力から算出されている**場合、代入は黙って捨てられる。

チェックすること:

- **項目名の総当たりで時間を溶かさない。** 候補名を10個試して全部無視されるなら、
  名前の問題ではなく**書き込み不可**である可能性が高い。手順1のエコーがあるなら、
  総当たりは1回のリクエストにまとめて「どの名前がエコーに出るか」で一括判定できる。
- **設定オブジェクトを読んで、依存関係・連動・数式・派生の定義を探す。**
  リソース設定の取得エンドポイント（`GET /resources?include...=true`）に
  `dependencies` / `linked` / `formula` / `derived` / `combinationLogic` のような項目がないか見る。
- **見つかったら「計算の入力」を書く。** 出力は書けなくても入力は書けることが多い。

  > 実例: 在庫数が「他リソースとの依存関係から算出される計算値」だったため、
  > 各リソースの在庫数への代入は全部無視された。一方、**上位リソースに置かれていた
  > 手動ブロック（override）は書けた**。それを外した1リクエストで、依存関係を通って
  > 全リソースの在庫が一斉に開いた。**出力を12回叩くのではなく、入力を1回叩くのが正解だった。**

- **「その値を実際に持っているレコード」に書く。** 派生側に書いても効かない。
  ここを間違えると「この項目は書けない」と誤った結論を残す（実際に誤記した）。

### 5. UI 側の同等機能を探す（API に無いことがある）

API で書けないなら、管理画面には別名の項目として存在することが多い（同じ概念に別の UI ラベルが
付いている）。ベンダーのマニュアルや社内の運用手順書に**その画面操作**が書かれていないか探す。
運用手順書は「API に無い操作」の在処を知っている一次情報になる。

### 6. 読み戻しで完了判定する（例外なし）

    書き込み → 差分エコーを確認 → 実値を読み戻す → 外向きの表示を確認

- 読み戻しは**期待値との一致を exit code で機械判定**する。目視の「だいたい合ってる」を挟まない。
- 値を変えた範囲の**外側も1回読む**（範囲指定を間違えていても内側だけ見ると気づけない）。
- 顧客・利用者に見える画面があるなら**その画面を開いて読む**。API の値と表示は日常的にズレる。
  「新しい値が出ている」と「古い値が消えている」を**必ずセットで**確認する。

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## やってはいけないこと

| やりがち | なぜ駄目か |
|---|---|
| `success: true` を根拠に完了報告 | 本稿の全内容がこの反例 |
| レスポンス長・ステータスコードで判定 | 無視された場合と同じになる |
| 項目名の総当たりを延々続ける | 名前の問題ではなく書き込み不可のことが多い。エコーで1回にまとめる |
| 派生側のレコードで「書けない」と結論 | 値の所有者に書けば通る。誤った知識が残る |
| 一括投入をいきなり全範囲に流す | まず1件で試して読み戻す。全範囲は原因が確定してから |
| 比較対象の項目を戻さず放置 | 切り分けのために変えた値は必ず元に戻し、戻したことも読み戻す |

## 再利用できるチェックリスト

- [ ] レスポンスに差分エコーがあるか確認した
- [ ] 書ける項目を道連れに送り、行単位か項目単位かを切り分けた（変えた値は戻した）
- [ ] トークンのスコープを確認した
- [ ] 設定オブジェクトで依存関係・連動・数式の定義を探した
- [ ] 「値の所有者」のレコードに書いた
- [ ] API で無理なら UI 側の同等機能を探した
- [ ] 1件で試し、読み戻してから全範囲に広げた
- [ ] 実値の読み戻しを exit code で機械判定した
- [ ] 変更範囲の外側も1回読んだ
- [ ] 利用者に見える画面を開いて確認した（新値が出ている／旧値が消えている）

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<!-- 出典: マキモノ (APIが success を返すのに反映されないときの切り分け手順 v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/api-success -->
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