# 「API が無いから AI では消せなかった手作業」をブラウザ操作型エージェントへ流す運用の作り方

## この指示書が解く問題

コーディング AI（Claude Code / Codex / 安価な LLM）は API や CLI のあるものしか触れない。
そのため「ブラウザにログインして画面を操作する」作業だけが最後まで人に残る。
この指示書は、クラウド上に常駐ブラウザを持つ自律エージェント（例: Cursor の Grok Bot、
その他「コンピューターを持つ」型のエージェント）をその受け皿にし、
**人の操作を「指示文を1回貼る」だけに縮める**運用を、AI 自身が組み立てられる粒度で書く。

## 前提

- ブラウザ操作型エージェント（以下 Bot）が利用者本人のアカウントで契約済み
- コーディング AI 側に、Google Drive（または任意のクラウドストレージ）を読み書きできるツールがある
- Bot のブラウザへのログインは**本人が1回だけ**行う。認証情報を AI に渡さない

## 構成（3つのファイルと1つのシート）

| 役割 | 置き場所 | 内容 |
|---|---|---|
| スキル台帳 | `~/.claude/<bot名>-skills.md` | Bot に任せた作業の一覧。列: #, スキル名, 頻度, 状態(候補→実演学習済み→本番運用), 登録日, 根拠 |
| 指示文テンプレ | `~/.claude/<bot名>-instruction-template.md` | 毎回同じ形で Bot に渡す型（下記） |
| 恒久ルール | AI の memory（feedback 型） | 「人に手作業を頼みそうになったら、先に台帳を見て Bot 指示文にする」 |
| 作業ログ | Drive のスプレッドシート1枚 | Bot が作業ごとに1行追記。AI はこれを読んで結果を検証する（人が結果を貼り戻さない） |

作業ログの列: `日時, 依頼ID, スキル名, 状態(完了/中断), 結果要約, 作成したファイルURL, 止まった理由/質問`

## 指示文テンプレ（Bot に貼る本文の型）

```
# 依頼ID: <YYYYMMDD-連番>　スキル: <台帳のスキル名>

## 目的（1行）
<何を、どこに、どういう状態にするか>

## 使うもの（アカウントは <本人のメール>。ログインはこのブラウザで本人が済ませている。ID・パスワードは渡さない）
- <人が読める名前>: <URL>

## 今回の値
| 項目 | 値 | 取得元 |

## 手順
1. <1画面＝1ステップ。押す文言はそのまま書く>

## 必ず止まって確認するポイント
- <金額確定前・保存前・送信前など> → 依頼者に「<確認文>」と聞く

## やってはいけないこと
- メール送信・外部公開・削除・支払いはしない
- 迷ったら推測で進めず質問する
- コードの実装・修正はしない（別の担当がやる）

## 終わったら
<作業ログのURL> に1行追記する（列: 日時 / 依頼ID / スキル名 / 状態 / 結果要約 / 作成ファイルURL / 止まった理由）
```

## 導入手順（AI が実行する順）

1. **作業ログを作る**: Drive にスプレッドシートを1枚作成し、上記7列の見出しと「SETUP-0001 初期化」行を入れる。
   作成直後に権限を確認する（親フォルダの共有を継承して想定より広く見えていることがある。顧客名が載るなら本人の My Drive 直下に置く）。
2. **台帳・テンプレ・memory を書く**。memory には「§禁止: Bot に実装をさせない／認証情報の受け渡しを AI が勝手に決めない」も入れる。
3. **指示文を機械レビューする**: 本番前に、安価な LLM に「Bot 役」を演じさせ、指示文だけを読んで
   (A)実行計画 (B)聞き返したい点 (C)誤読リスク (D)判定 を出させる。疑問が出たら文を直す。
   あわせて「1行目が見出しである」「最終行の下に書く」など**手順が参照する実物の状態**を CSV 書き出しで確認する。
4. **接続テスト**: 「作業ログに1行追記して読み上げる」だけの最小指示文を本人に貼ってもらう。
   Bot の読み上げと、AI が Drive から CSV で読んだ行が一致したら合格。台帳に「本番運用（実績あり）」で登録する。
5. **実演学習**: 本命の作業は、まず Bot に「観察して手順書を書く。承認まで自分では作らない」と指示する。
   実演の見せ方は Bot に選ばせる（Bot のコンピューター内で本人が操作する方式が最も手間が少ない）。
   手順書には「毎回変わる値とその取得元」「止まって確認する点」「迷う条件と聞く文面」を必須にする。
6. 以後、人に手作業を頼みそうになるたびに台帳を見て、登録済みなら実行指示文、未登録なら実演学習の指示文を出す。

## 検証の型

- Bot の報告を信用せず、**AI が自分でストレージを読んで一致を確認**する（CSV 書き出し→行の照合）。
- 人への手渡しは「貼る場所（画面上の文言）」「貼る全文」「成功時の表示」「失敗時の対応表」を同じメッセージに書く。

## 失敗パターン

- Bot の起動導線がコーディング用の入力欄と紛らわしい（別アプリ／別ボタンのことがある）。初回はスクショを1枚もらって導線を確定する。
- 指示文の URL が別アカウントで開かれる。Workspace なら `/a/<ドメイン>/` を挟み、`authuser=` を付ける。
- 実演学習が途中で止まったままになる。作業ログに該当依頼IDの行が無ければ未完と判定し、引き継ぎに「再開条件」を書く。

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<!-- 出典: マキモノ (「APIが無いからAIでは消せなかった手作業」をブラウザ操作型エージェントへ流す運用の作り方 v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/api-ai -->
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