# AIエージェントが作った Windows 自動化が「静かに死んでいる」のを見抜いて直す

AIエージェント（ブラウザ操作型のBot、コーディングAI、自分自身）に
「毎晩フォルダを整理しておいて」のような常駐タスクを作らせると、
**作った直後の1回だけ成功し、以後スケジュール実行は毎回失敗し続ける**という壊れ方をする。

エージェントは「毎晩の掃除も入れました」と報告して終わるが、その報告に動作確認は含まれていない。
タスクスケジューラは失敗しても画面に何も出さないので、**数週間気づかない**。

この手順書は、(1) 生きているように見えるタスクが実は死んでいることの判定、
(2) 最頻出の原因である文字コード事故の特定、(3) 二度と壊れない直し方、を扱う。

対象: Windows + タスクスケジューラ + PowerShell。所要 5〜10分。

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## 1. 「動いているつもり」を3つの数字で否定する

タスクが登録されていること（`State=Ready`）は動いている証拠にならない。次の3つを必ず突き合わせる。

```powershell
Get-ScheduledTaskInfo -TaskName '<タスク名>' |
  Select-Object LastRunTime, LastTaskResult, NextRunTime, NumberOfMissedRuns
```

- `LastTaskResult` が **0 以外なら失敗**。`1` は「実行したプログラムが異常終了した」で、原因は別途特定が要る。
- `LastRunTime` が今日でも、**失敗して即終了しているだけ**のことがある。時刻だけ見て安心しない。

そして必ず**成果物の実体**も見る。ここが決定打になる。

```powershell
# 移動先に「初日以降のファイルが1件も無い」なら、初回手動実行しか成功していない
Get-ChildItem '<出力先フォルダ>' -Force |
  Sort-Object LastWriteTime -Descending |
  Select-Object -First 5 Name, LastWriteTime
```

判定パターン: **出力先の最新ファイルの日付が「エージェントが作業した日」で止まっている** →
その日の手動実行だけが成功し、以後のスケジュール実行は全滅している。

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## 2. 原因の第一候補: スクリプトが BOM なし UTF-8 で保存されている

AIエージェントが書いたスクリプトファイルは、**BOM なしの UTF-8** になっていることが非常に多い。
Windows PowerShell 5.1（`powershell.exe`。OS標準で、タスクスケジューラの既定はこちら）は
**BOM が無いファイルをレガシーANSI（日本語環境では CP932）として読む**。

その結果:

- スクリプト中の日本語リテラル（パス名・フォルダ名・比較文字列）が化ける
- 化けた結果クォートの対応が崩れ、**実行以前に構文解析で失敗する**
- `powershell.exe` は終了コード 1 を返すだけ。処理は1行も走らない

PowerShell 7（`pwsh`）は BOM なしを UTF-8 と解釈するので、**手元の pwsh では再現せず、
タスクスケジューラ経由でだけ壊れる**。これが発見を遅らせる。

### 2-1. 先頭バイトを見る（1秒で判定できる）

```powershell
$b = [System.IO.File]::ReadAllBytes('<スクリプトのパス>')
($b[0..2] | ForEach-Object { $_.ToString('X2') }) -join ' '
```

- `EF BB BF` → BOM 付き UTF-8。この問題ではない
- それ以外（例 `24 45 72` = `$Er`…）→ **BOM なし。日本語を含むなら真っ黒**

### 2-2. 実行せずに構文だけ検証する

ファイルを走らせずに、PowerShell 5.1 がどう解釈するかだけを確かめられる。
**副作用ゼロで断定できる**ので、直す前に必ずこれを通す。

```powershell
powershell.exe -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -Command @"
`$e = `$null
[void][System.Management.Automation.Language.Parser]::ParseFile('<スクリプトのパス>', [ref]`$null, [ref]`$e)
if (`$e) { `$e[0].Message } else { 'PARSE OK' }
"@
```

`The string is missing the terminator: '.` が出たら文字コード事故で確定。

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## 3. 二度と壊れない直し方

### 3-1. BOM 付き UTF-8 で書き戻す

`Set-Content -Encoding UTF8` は PowerShell のバージョンで挙動が変わる（7 では BOM なし）。
**バージョンに依存しない .NET の API を使う**。

```powershell
$enc = New-Object System.Text.UTF8Encoding($true)   # $true = BOM を付ける
[System.IO.File]::WriteAllText('<スクリプトのパス>', $script, $enc)
```

### 3-2. 日本語リテラルをコードポイントで組む（本命の対策）

BOM は、あとで誰か（や別のAI）がエディタで保存し直すと簡単に失われる。
**そもそも非ASCII文字をソースに置かない**のが恒久対策になる。

```powershell
# 'D:\ダウンロード' を ASCII だけで組み立てる
$dl = 'D:\' + [char]0x30C0 + [char]0x30A6 + [char]0x30F3 + [char]0x30ED + [char]0x30FC + [char]0x30C9
# '旧'
$kyu = [string][char]0x65E7
$dest = Join-Path $dl $kyu
```

コードポイントは任意の言語で取れる（例: JavaScript なら `'旧'.codePointAt(0).toString(16)` → `65e7`）。
可読性は落ちるので、**各行の末尾に元の文字列をコメントで残す**。

### 3-3. 終了コードを明示する

スクリプト末尾に `exit 0` を書く。途中で握りつぶした非致命的エラーが
`LastTaskResult` を汚して「失敗しているように見える」のを防げる。
逆に**本当に失敗した時だけ 0 以外を返す**ようにしておくと、以後は §1 の1行で健全性を判定できる。

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## 4. 直ったことの確認（ここを省かない）

登録しただけ・書き直しただけで報告しない。**実際に走らせて 0 を確認する**。

```powershell
Start-ScheduledTask -TaskName '<タスク名>'
Start-Sleep -Seconds 25
Get-ScheduledTaskInfo -TaskName '<タスク名>' | Select-Object LastRunTime, LastTaskResult
```

`LastTaskResult : 0` と、**成果物側の件数・最新日時が動いたこと**の両方を見る。
片方だけでは「何もせず正常終了した」と区別がつかない。

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## 5. AIエージェントに常駐タスクを作らせる時の受け入れ条件

この事故は「エージェントが嘘をついた」のではなく、
**エージェントの完了報告に検証が含まれていない**ことから起きる。指示の時点で条件を付ける。

1. 作ったスクリプトの**先頭3バイトを表示**して、BOM 付きであることを示すこと
2. `Parser::ParseFile` で **PARSE OK** を示すこと
3. `Start-ScheduledTask` で1回走らせ、**`LastTaskResult=0`** を示すこと
4. **成果物の実体**（移動件数・出力ファイルの最新日時など）を数字で示すこと

「入れておきました」だけの報告は受け取らない。
そして**作らせた側が後日 §1 を1回実行する**（初回成功だけして翌日から死ぬ壊れ方があるため、
作った翌日にもう一度見るのが最も費用対効果が高い）。

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## 付録: 他の原因（BOM でなかった場合）

`LastTaskResult` が 0 以外で、構文は PARSE OK だった時の切り分け順。

| 値 | 意味 | 見るところ |
|---|---|---|
| `1` | プログラムが異常終了 | スクリプトを手動実行してエラー本文を見る |
| `0x41301` | まだ実行中 | 前回が終わっていない。`MultipleInstancesPolicy` |
| `0x2` | ファイルが見つからない | `-File` のパス、作業ディレクトリ |
| `0x41303` | 一度も実行されていない | トリガーの `StartBoundary` が未来 |

加えて、**タスクの `LogonType`** を確認する。`InteractiveToken` はユーザーがログオンしていないと
走らない。無人運転させたいなら「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」に変える
（ただし資格情報の保存が必要になるので、要否は運用者が判断する）。

```powershell
Export-ScheduledTask -TaskName '<タスク名>'   # 定義XMLを丸ごと見るのが速い
```

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<!-- 出典: マキモノ (AIエージェントが作った Windows 自動化が「静かに死んでいる」のを見抜いて直す v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/ai-windows -->
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