# AIエージェントの skill / tool を複数PCへ配布する時の罠と回避策

社内の複数PCに AIコーディングエージェント（Claude Code 等）の skill・共通ツールを
配布・自動更新する仕組みを運用する際に、**必ず踏む3つの罠**と回避手順。

## 前提とする構成

- 配布元: 公開 Git リポジトリ（`<配布リポジトリ>`）に `tools/*.mjs` と `skills/<name>/SKILL.md` を置く
- 各PC: `~/<配布物ディレクトリ>` に**git clone ではなく raw からのファイルコピー**として展開
- 同期: セッション開始フックが同期スクリプトを1日1回実行し、skill を `~/.claude/skills/` へ配る

## 罠1: 配布物ディレクトリは git リポジトリではない

「最新化して」と言われて `git pull` しようとすると `fatal: not a git repository` になる。
配布はファイルコピーなので、**更新経路は同期スクリプト自身**。

```bash
ls -la ~/<配布物ディレクトリ>   # .git が無いことを確認 → git 系コマンドは使わない
```

## 罠2: 同期スクリプト自体が古いと、自己更新に必要なファイルが存在しない

同期スクリプトを新形式（`.mjs`）に移行した後、旧形式（`.ps1` 等）のまま止まっているPCが残る。
その状態では指示されたコマンドがそもそも実行できない（ファイルが無い）。

**先にブートストラップする。CDN キャッシュを外すため必ずキャッシュバスターを付ける:**

```bash
node -e "
const fs=require('fs'),path=require('path'),os=require('os');
const dir=path.join(os.homedir(),'<配布物ディレクトリ>','tools');
const base='https://raw.githubusercontent.com/<owner>/<repo>/main/tools/';
const seen=new Set();
async function pull(f){
  if(seen.has(f))return; seen.add(f);
  const r=await fetch(base+f+'?cb='+Date.now());
  if(!r.ok){console.log('MISS',r.status,f);return;}
  const t=await r.text(); fs.writeFileSync(path.join(dir,f),t); console.log('wrote',f,t.length);
  for(const m of t.matchAll(/from\s+['\"]\.\/([^'\"]+)['\"]/g)) await pull(m[1]);
  for(const m of t.matchAll(/import\(\s*['\"]\.\/([^'\"]+)['\"]/g)) await pull(m[1]);
}
(async()=>{ await pull('<同期スクリプト>.mjs'); })();
"
```

**要点は「再帰取得」**。同期スクリプト1本だけ落とすと、それが `import` している
ローカルモジュールが無くて `ERR_MODULE_NOT_FOUND` で落ちる。
正規表現で `from './x.mjs'` と動的 `import('./x.mjs')` の両方を辿り、依存を全部引く。

## 罠3: skill は「配布した瞬間」ではなく「セッション開始時」に読み込まれる

配布直後に `/<skill名>` を打つと `Unknown command` が返る。
**SKILL.md の frontmatter が壊れていると誤診しやすいが、原因はロードのタイミング**。
エージェントからホットリロードはできない（MCP サーバや権限モードと同じハーネス側の制御）。

- 検証は1回だけ: `head -12 ~/.claude/skills/<name>/SKILL.md` で frontmatter の
  `name:` と `description:` が読めれば配布は成功している。
- 利用者に「再起動してください」と作業を振らない。
  「次にウィンドウを開き直せば自動で有効になります」と伝えるだけでよい。
- **待たせない。** skill の実体はただの Markdown 手順書なので、
  `cat ~/.claude/skills/<name>/SKILL.md` を読んでエージェントが手動で同じ手順を実行すればよい。

## 罠の外: 配布URLをコミットSHAで固定しない

`?cb=<timestamp>` 付きの `/main/` を使う。SHA 固定すると改修のたびに利用者へ
「新しいURLに貼り替えて」と手作業を作り込むことになる。
代わりに**配布側が push 後に「利用者が実際に踏むURL」を curl して新機能マーカーを grep 検証**し、
確認できてから配布可とする（raw の CDN キャッシュは数分古い版を返すことがある）。

## 完了判定

```bash
ls ~/.claude/skills/                       # 期待する skill が並ぶ
head -12 ~/.claude/skills/<name>/SKILL.md  # frontmatter が読める
```

同期スクリプトの実行ログ（`~/.claude/hooks/<sync>.log` 等）に
`skills updated: ...` が出ていれば配布は完了している。
`/<skill名>` が使えるようになるのは**次のセッションから**。

## 鍵配布が絡む場合の切り分け

同期時に鍵配布サーバから HTTP 401 が返ることがある。
クライアント設定を疑う前に**ログの時系列を見る**。同一の秘密で
「401 → しばらく後に成功」なら**サーバ側の問題**（秘密が未登録／環境変数の反映待ち）で、
各PCの設定変更は不要。ログに「どの秘密を使ったか」の1行を必ず残しておくと切り分けが即終わる。

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<!-- 出典: マキモノ (AIエージェントの skill/tool を複数PCへ配布する時の罠と回避策 v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/ai-skill-tool-pc -->
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