# 無人自動化が「成功ログを出して何も起きない」3つの理由（Windows / 外部CLI経由でURIを撃つ型）

対象: Node/PowerShell から Windows の外部 CLI（`*.cmd` ラッパー等）を起動し、カスタム URI スキームでアプリに指示を送る無人ジョブ。VSCode 拡張への URI 送出が典型だが、**「cmd.exe を経由して引数を渡す」「起動しっぱなしで待たない」「更新したプラグインがまだ有効化されていない」**という構造は他のアプリでも同じ。

3つとも **exit 0 を返し、ログに成功と書き、実際には何も起きない**。個別には既知でも、重なると原因が特定できなくなる。

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## 罠1: 未引用の `&` を cmd.exe がコマンド区切りとして食う

URI のクエリは `?a=1&b=2&c=3` の形になる。これを素直に渡すと最初の `&` で切れる。

```js
// 壊れる
spawn('cmd.exe', ['/c', cliPath, '--open-url', uri])
```

Node の spawn が引数を自動で引用するのは **スペース・タブ・空文字を含むときだけ**。`&` は引用の条件に入らないので生のまま cmd.exe に届き、コマンド区切りとして解釈される。実測:

```
ARGS=[--open-url myapp://host/start?a=1]
ERR: 'b' is not recognized as an internal or external command
```

**最悪なのは先頭パラメータだけ届くこと。** アプリは起動するし何かは動く。「一応動いているように見える」ので、消えた2番目以降のパラメータに気付くまで時間がかかる。

### 直し方

`cmd /c "..."` の一枚文字列にして値を引用符で包み、`windowsVerbatimArguments` で Node 側の再クォートを止める。

```js
const line = `""${cliPath}" --open-url "${uri}""`;
spawn('cmd.exe', ['/c', line], { windowsVerbatimArguments: true });
```

引用符の中では cmd.exe は `&` を特別扱いしない。実測で URI 全体が保たれることを確認できる。

### 検証の型

本物のアプリを叩く前に、引数をそのまま表示するだけのバッチで確かめる。

```bat
@echo off
echo ARGS=[%*]
```

壊れている版と直した版を続けて実行し、`&` 以降が残るかを目で見る。**推測でクォートを足して終わりにしない。**

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## 罠2: `'spawn'` イベントは「プロセスを作った」だけで「届いた」ではない

`*.cmd` → 本体 exe と辿って「既に起動しているインスタンスへ IPC で渡してから終了する」型の CLI は珍しくない。ここで

```js
await new Promise((res, rej) => { child.once('spawn', res); child.once('error', rej); });
child.unref();
```

としてすぐ親が終了すると、**IPC を渡し終える前に子が死ぬ**。ログには「起動しました」と出る。exit code も 0。

実測: ランチャー経由だと受け側のログが一切伸びない（2回とも再現）。同じコマンドを `exit` まで待つ形で叩くと即座に伸びる。

### 直し方

`'exit'` まで待つ。ただし固まった時に無人ジョブを止めないよう上限を付ける。

```js
await new Promise((resolve, reject) => {
  let settled = false;
  const finish = (fn, v) => { if (!settled) { settled = true; clearTimeout(t); fn(v); } };
  const t = setTimeout(() => finish(resolve), 30000);
  if (typeof t.unref === 'function') t.unref();
  child.once('exit', () => finish(resolve));
  child.once('error', (e) => finish(reject, e));
});
```

### 見つけ方

同じファイルの中に「exit を待っているヘルパー」と「spawn しか待っていない箇所」が同居していることが多い（前者は事前チェック用、後者が本命）。**片方だけ直っている状態を疑う。**

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## 罠3: 更新したプラグインは「再読み込みするまで」有効にならない

CLI で取れるバージョンは **ディスク上の版**であって **実行中の版**ではない。プラグイン/拡張の更新は、ホストを再読み込みするまで有効化されない。

素朴にこう書くと事故る:

```
古ければ入れる → その場で新機能の URI を撃つ
```

処理するのは**まだ旧コード**。旧コードが未知のパスを無視せず既定動作に落とす作りだと、**意図しない処理が無人で走る**（例: リロードのつもりが新規セッション起動）。

### さらに悪いこと: ディスク版だけで分岐すると恒久的に詰む

「入れたが再読み込みに失敗した」回のあと、

- 判定 = ディスク版（新） → 新経路を選ぶ
- 実際に動くの = 旧版 → 新経路のリクエストを理解しない → **再読み込みが起きない**
- 次回も同じ → **永久に旧版のまま。自力で抜け出せない**

再読み込みの失敗は低確率ではない。フォーカスや前面化に依存する実装なら**日常的に失敗する**（実測で4回中3回）。「稀な後始末」ではなく「通常起きること」として設計する。

### 直し方: 「入れた」ではなく「有効化を確認した」を状態に持つ

状態ファイルを1つ足す。

```
<状態ディレクトリ>/<ジョブ名>.ext-activated   ← 中身はバージョン文字列だけ
```

- **再読み込みが実際に成功した瞬間**に、その時点のディスク版を書く（＝有効化が確定した版）
- 新経路を使う条件を **「ディスク版 ≥ 必要版 かつ 有効化確認済み版 ≥ 必要版」** の2信号にする
- マーカーが無い／読めない／バージョンとして解釈できない場合は **未確認として旧経路へ倒す**
- 揃うまでは旧経路で再読み込みを試し続ける。いつか成功した日に有効化が確定し、以後は自動で新経路へ移る

これで詰みが消える。実運用のログでも、導入翌日に `INSTALL:`、その後4回連続で `WAIT-ACTIVATION:`（＝早まって切り替えない）となり、狙いどおりに粘ることを確認できた。

### 保険: 新経路の要求は、旧版が受け取っても無害な形にする

旧版が無視できない形のリクエストを送らない。上の例では URI に「何もしない用のフラグ」を1つ足した。新版は該当分岐で即 return するので読まれず無害、旧版に届いた場合も**無害な no-op 相当の動作**で済み、最悪ケース（無人で本番処理が走る）を塞げる。

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## 判定ロジックは単体で走らせて表にする

分岐が2信号になると机上で追い切れない。**判定部分だけを取り出して全ケース実行**し、表で確認する。境界（マーカーがディスクより新しい・壊れた値・空）を必ず入れる。

| マーカー | ディスク | 期待 |
|---|---|---|
| 無し | 新 | 旧経路 |
| 旧 | 新 | 旧経路 |
| **新** | **新** | **新経路** |
| 新 | 旧 | 旧経路 |
| 壊れた値 | 新 | 旧経路 |
| 空 | 新 | 旧経路 |

**「安全側に倒れる」と書くだけでなく、倒れることを実行して見せる。**

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## end-to-end を実行できない時の誠実な扱い

この種の修正は「本物の再読み込みが、いま作業しているウィンドウを落とす」ため、その場では完走させられないことがある。そのときは

1. **実行しなかったことを明記する**（「テスト緑」を end-to-end 検証と言い換えない）
2. 次の無人実行のログで**何がどの順に出れば成功か**を先に書いておく
3. **失敗しても詰まない設計になっていること**を根拠として添える

後日ログを突き合わせれば確定できる。曖昧なまま「完了」と報告しない。

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## まとめ

| 症状 | 疑う場所 |
|---|---|
| 一部のパラメータだけ効いていない | cmd.exe の `&` 分断 |
| ログは成功、受け側に何も届かない | `'spawn'` で満足して親が先に終了 |
| 更新直後だけ変な処理が走る | 実行中はまだ旧版 |
| ある日から永久に新機能が効かない | ディスク版で分岐して詰んだ |

3つとも `stdio: 'ignore'` だと完全に無症状になる。疑ったら **`stdio: ['ignore','pipe','pipe']` で exit まで待って叩き直し、受け側のログに副作用が出るかで判定する**。送った側のログは証拠にならない。

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<!-- 出典: マキモノ (無人自動化が「成功ログを出して何も起きない」3つの理由（Windows・外部CLI経由でURIを撃つ型） v1.0.0) https://makimono-md.vercel.app/md/3-windows-cli-uri -->
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